見出し画像

【中学受験】公立中はホントにダメなのか?

東京・大阪・名古屋の中学受験国語専門塾

パワー読解新宿・大阪国語

https://osaka-sokudoku.jp/jukenkokugo/

今津です。

新宿で書いています。

ここではワタクシが中学受験の国語の専門塾をやっているという関係で、中学受験のことやたまにその先の大学のことについても触れています。

ですので、よく言われることが「先生のお子さんって、どこか中学受験なさったんですか」ということです。

ここをよくご覧のみなさまならばすでにご存じのとおり、ウチの息子は現在高1で、公立中→公立高(2番手校)に通っています。

中学受験をさせなかったのは、受験勉強も私立中の校風も、まるで彼には合っていなかったからです。あとは、精神年齢的に当時とても幼かったからです。

ワタクシ自身も中学受験を失敗して公立中へ進学したため、実は公立中のことをよく知っています。

ここをご覧の方は、ご自身が国私立中へ進学なさっている方が結構いらっしゃると思います。

ですので、公立中ってどんなところか、今の状況も含めてお伝えします。

【実は荒れていない】

ざっくり言うと、荒れていません。

もちろん例外は常にありますから、荒れている学校があるかもしれませんが、それは本当に少数です。

昔ならば地元公立中が荒れているために、それを敬遠して私立中進学に舵を切ったご家庭がそれなりにありました。

授業中に関しても、実はみんな静かに先生の授業を聞いている場合が多いです。

【いろんな子がいる】

公立小にお子さまがお通いのご家庭ならばおわかりいただけるでしょう。

これの中学バージョンだと思っていただければ間違いありません。

体よく言えば、教育に関して多様な価値観の保護者が集まっています。

体の良くない言い方をすれば…

それはご想像にお任せいたしますw

ただ、お子さまご自身について申し上げると、いろんな状態のお子さまと接することにより、いい意味で社会性ができてきます。

ウチの娘のように障害を持っている生徒と一緒に机を並べている場合もあれば、どうして中学受験をしなかったのか首をかしげるくらいよくできる生徒もいます。

高校以降と違い、成績や家庭環境がまるで違う生徒が同じクラスにいますから、実社会とよく似た状態、といえばいいでしょうか。

とにかくいろんな価値観がクラス内に渦巻いているのが公立中です。

【内申点がある】

公立中の場合、高校受験が存在します。

そのときに気になさるのが内申点です。

昔はこの内申点のことを悪く言う風潮がありました。

ワタクシ、思うのですが、これ、きちんと正しく認識して運用しさえすれば高校受験のときにとてもオトクになるんです。

普段しっかりと前向きに頑張っていれば、公立高校の学力検査(入試)で多少ずっこけても内申点によって救われることもあるんです。

ただし、私立高は内申点をほとんど加味しない場合が多いです。

【必ずしも塾が必要ではない】

これ、意外に思われる方もいらっしゃるでしょう。

公立中に進学ともなれば、塾に通うのが当たり前という認識をお持ちの方が大半かもしれません。

文部科学省が行っている「全国学力・学習状況調査」から引っ張ってきた数字でお話ししますと、通塾率がそれほど高くないことがわかります。

2024年の中3生に対する通塾率の調査で、東京都の場合で49・6%でした。千葉県では45・9%、神奈川県で52・5%、埼玉県で47・1%です。

関西では大阪府で43・7%、京都府で39・0%、奈良県で47・3%、兵庫県で44・3%、滋賀県で38・1%です。

地方においてはもはや公立高は一番校であっても全入状態だったりするところが多いですから、通塾率はこれよりももっと下がります。

ちなみに最低は岩手県の15・6%です。

つまり、半数は塾に通っているが、残りの半数は通っていないということが言えます。

ただ、これは全体を慣らしているため、地域一番校に進学しようとすると、塾に通って頑張っていただく必要があると思います。

ウチの息子は塾に通っていません。これは、ワタクシが彼の勉強をときどきみていたり、学習指導を行っていたためで、塾なしで一番校や二番校に合格可能だ!と言いたいわけではまったくありません。

【もし塾なしで一番校・二番校・私立難関校を目指すならば】

必要なものは、次の3つです。

・読解力

・集中力

・どこかの塾のテキスト(使ったものを譲ってもらったもの)

これのどれが欠けても公立一番校・二番校や私立難関校には受かりません。

ただし、地方は競争倍率が1・00倍を切っているところが多く、ここに関しては合格するという観点だけで話をすると何もしなくとも受かります。

「どこかの塾のテキスト」というのは、市販の参考書や問題集は、一部を除いてクソみたいなものばかりだからです。

中学受験用と大学受験用は市販のものでもいいのがたくさん出回っています。が、高校受験用はろくでもないのしかありません。

使えないのです。

中学生が問題集などを選ぶときの基準が「見栄えがいいか」や「使いやすそう」だったり、「自分でできそう」だったりするからです。

その結果、中身が二の次になってしまいます。

中身がショボいので、一番校・二番校・私立難関校の合格ラインにはまったく手が届きません。

ですので、これらの高校に行きたいのならば、塾に通わせるのが一番安心かもしれません。

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

#中学受験 #東京 #大阪 #名古屋 #SAPIX #日能研 #早稲田アカデミー #四谷大塚 #浜学園 #国語
#千葉県 #神奈川県 #横浜 #埼玉県 #茨城県 #京都 #神戸 #豊中 #世田谷 #中野区 #品川 #目黒 #港区 #杉並区 #豊島区 #西宮 #芦屋 #茨木市 #高槻市 #吹田市

いいなと思ったら応援しよう!