スポーツウェアブランドの衣服からも毒物が…
ナイキやアディダスなどの人気スポーツ用品ブランドの衣服から、血圧を上昇させ、がん、心臓・呼吸器疾患、肥満、不妊症の原因となる工業化学物質であるBPA(ビスフェノールA)が過剰検出されたことが分かった。米テレビ局「CNN」が報じている。
同局によると、米国の非営利団体「環境保健センター」の職員が、ナイキ、アディダス、チャンピオン、ファブレティクス、パタゴニア、アスレタ、コールズ、スウェティ・ベティーのスポーツウェアのサンプルを分析したところ、許容限度が少なくとも40倍超えるBPAが検出されたという。
同団体の職員によると、BPAは低用量でも内臓疾患やホルモン異常、がんを引き起こすといわれている。また、この物質は胎児の発育に悪影響を及ぼすため、妊婦を危険にさらすものだという。
同局が指摘するように、職員らは、人々が激しい運動をするためにスポーツウェアを着用するという事実に特に注目している。
呼吸や皮膚から体内に入るBPAの量は少量だが蓄積され、徐々に体内で増えていく。
そのため職員らは、運動後すぐに危険なブランドの衣服を脱いで着替えるように勧めている。
同局によると、この調査結果に関連して、同センターの職員がこれらの人気スポーツウェア・ブランドに対して訴訟を起こしたという。
スプートニクは以前、ガーデニングはガン予防に効果的だという研究について報じた。
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