喫茶百景 02
自分に淹れる珈琲と、
誰かが淹れてくれた珈琲の味が
あんなに違うのはなぜだろう
あなたが淹れてくれる珈琲は特に
美味しい珈琲が飲みたくて、通っていたはずなのに
いつの間にかあなたが淹れる珈琲が楽しみになっていた。
あなたはまるで親友を紹介してくれるかの様に、楽しそうに珈琲や豆の話してくれた。
その親友達と仲良くなりたくて、
淹れ方を教えてもらった。
だけど、自分で淹れる珈琲はどこか物足りない
教えてもらったレシピを見返してみても、
何か違うとしかまだ言えなくて、
その答探しに、また明日にでも珈琲を飲みに行こう
そうやって僕はいつも口実を作っている。