【必見】タリバン政権下のアフガニスタンを描いた傑作アニメ『ブレッドウイナー』!
タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したという衝撃的なニュースが伝えられて話題になってます。
女性の人権などが問題に取り上げられていますが、実際どんな感じなのかは外からでは分かりづらいです。
そんな内情を描いたアニメ作品を今回紹介したいと思います。
もうとにかく衝撃なんですが、美しいアニメーションで描かれているので、どこかの国のお伽話のように観れてしまいます。
以前にはそんな感じでどこか遠い国の出来事として観てしまったのですが、国外退去しようと空港に押し寄せ悲痛な助けを求める女性たちの姿をニュースで見ると、今こそ観るべき作品だと思いましたので、ぜひ一人でも多くの方に観ていただきたいです。
『ブレッドウイナー / 生きのびるために』
2017年 アイルランド、カナダ、ルクセンブルク 94分
原題:The Breadwinner
監督:ノラ・トゥオメイ 原作:デボラ・エリス
出演:サーラ・チャウディリー、ソーマ・チハヤー、ラーラ・シディーク
<ストーリー>
カブールで暮らすパヴァーナの一家は、ある日突然タリバンに父親が連行されてしまう。女性一人での外出が禁止されている中、残された女家族は困窮し、パヴァーナは少年のフリをして父親を探し、家族を救おうとする…
顔を見せてはいけないし、男性が一緒でないと外出も禁止されているなどとにかく女性に対して厳しい。
それも武装した兵士が取り締まるだけでなく、街の男性も同じような価値観だったりするので、とても女性が堂々と生きづらい世界。
原題の「Breadwinner」は、稼ぎ頭とか大黒柱という意味です。
一家の大黒柱である父親に代わり、その役目を担わざるを得なくなったパヴァーナの苦労。
そんなタリバン政権下の日常が描かれていて、どれだけ大変なのかが伝わってきます。
Filmarksでも感想続々
あのニュースが出てからこの作品への注目度が上がって、国内最大級の映画レビューサービスFilmarksのトレンドにも急上昇でこの作品が上がってきてます。
カートゥーン・サルーン制作
このアニメを制作したのは、最近だと『ウルフウォーカー』を手がけたアイルランドのアニメスタジオ、カートゥーン・サルーンです。
出す作品がいつもアカデミー賞にノミネートされるなど、そのクオリティは世界中で評価されているアニメスタジオです。
そしてこのスタジオの中心人物トム・ムーア監督は、スタジオジブリの大ファンでジブリ作品に影響を受けていることを公表しています。
その辺りは以前にnote書いてますのでそちらもぜひ。
アンジェリーナ・ジョリーも参加
UNHCRの特使でもあるアンジェリーナ・ジョリーが、本作にはプロデューサーとして関わっています。
アンジーは以前からアフガニスタンに女子校を開設したり、関連作品に関わるニュースが出ています。
どこで観れるのか
本作は、現状Netflixの配信のみとなってます。
タイトルは、『生きのびるために』。
以前から評判は良かったのですが、ここにきてまた注目されています。
https://www.netflix.com/title/80217121
緊急劇場公開も!
さすがこのタイミングで劇場にも動きがありました。
大阪、名古屋など一部の劇場では緊急公開が決まった様子!
インスタでも
インスタでは、”今日のおすすめ映画”で割とタイムリーに情報をアップしてますので、こちらもフォローしてもらえると嬉しいです。
最後に
既に色々なところで紹介もされてはいる作品ですが、改めていい作品だしNetflix以外でも観れる状況になってきましたので、ぜひ今回紹介したいと思いました。
この機会にNetflixに入ってみたり、近くの劇場でやる場合はぜひ観ていただきたいです。
また気になるニュースに関連する映画作品などあれば紹介していきたいと思います。
最後までありがとうございます。