ホラーでヒット連発!ブラムハウスを知ってるか!?
こんにちは。
「映画をレーベルで選ぶ」という切り口で以前もnoteに書いたのですが、今回もそのシリーズで、ホラーでヒットを連発している新鋭レーベルのブラムハウス・プロダクションズを紹介してみたいと思います。
個人的にはホラーは苦手なのであまり観てない方だと思うのですが、「これは!」という作品は、全身ガチガチに力みながら頑張って観ています笑
ホラーというジャンルは昔から人気がありますし、アメリカとかでは若者がわーきゃー言いながら楽しく観るものだったりもしますが、ブラムハウスはその急先鋒で絶大な人気を誇っていたりします。
それでは今回は、ブラムハウスの主な作品を紹介していければと思います!
“映画をレーベルで選ぶ”シリーズ
これまでもいくつかレーベルというくくりでnoteを書いていますので、そちらを参考までに挙げておきます。
こうやって挙げてみると思った以上に結構ありました。。。笑
我ながらこういうくくりが好きなのかもしれません。
でも知っていると、そこから広がりができて同じように良質の作品に出会えるので個人的にはすごくおすすめの見方です。
ブラムハウス・プロダクションズとは
それでは、ブラムハウスの紹介です。
ブラムハウスは、2000年に設立されたアメリカの映画制作会社です。
創業者は、映画プロデューサーのジェイソン・ブラムで、低予算のホラーを中心に次々と話題の作品を世に送り出して有名になりました。
主な特徴を挙げていきます。
◎低予算映画
ホラーってシチュエーションが大事だったりするんですが、低予算で色々できるジャンルでもあります。登場人物が3〜4人だけでほぼ廃墟のような家だけで全てが起きる、みたいなものは製作費も安くすみます。
なのでアイデア次第でお金がなくてもとても面白くできるんです!
ブラムハウス作品は斬新で面白い企画が多いです。
◎新人監督の発掘
前述した通り低予算で制作できるので、ホラーって若手の登竜門だったりします。ブラムハウスでは才能ある若手に裁量を与えて自由に作品を作らせることで斬新な企画を生み出していきます。
もちろんジェイソン・ブラムの新人監督の才能を見極める力がすごいというのが前提だと思います。
ブラムハウス出身でアカデミー賞を受賞したり、有名になった監督もいるんです。
◎社会的なテーマ
ホラー作品に限らずですが、良い作品って必ずその時代の背景や社会問題など社会的なテーマが作品に盛り込まれています。
映画はその時代の世相を反映するメディアなのですが、やはりその時にみんな感じている不安感や違和感、楽しいことや感動したことなんかの雰囲気があることで観客も知らずと共感してしまうんだと思います。
こういうところもチェックしてみるとより作品が楽しめます。
◎その他もいろいろ
2012年にロサンゼルスに、ブラムハウスがプロデュースするお化け屋敷をオープン。ブラムハウスの人気作をモチーフにした様々な恐怖ゾーンを作ったりしたんだとか。
こういうリアルにも進出しているところなんかも良いですねー
ファンは楽しそう。
その他もホラーのポッドキャスト番組を手掛けたり、Amazonプライムとオリジナル作品の契約をしたりと躍進しています。
主なブラムハウス作品5選!
さて、ここから主だった作品を紹介していきたいと思います。
低予算で話題になったホラー作品が、実はあれもそうだったとかいう発見もあると思いますし、これをキッカケに気になった作品があればぜひチェックしてもらいたいです。
それでは主な作品を紹介していきます。
『ゲット・アウト』(2017)
これは話題になりました!
ジョーダン・ピール監督もこれで一躍有名になり本作はアカデミー賞でも主要部門でノミネートされ脚本賞を受賞しました。
黒人に憧れる白人たちによるホラーという今までにない斬新なアイデアで黒人差別問題を盛り込んだ内容で、ジョーダン・ピール監督としてのテーマ性があります。その後も『アス』や『キャンディマン』など続々と発表してます。
『ハッピー・デス・デイ』(2017)
これも人気作品です!
次の日起きたらまた同じ日の朝だったという、いわゆるタイムループもので、誕生日に謎の殺人鬼に毎回殺されるんですが、いくらルートを変えても同じ結果に。果たして逃げ切ることはできるのか? という展開。
タイムループに当てはめたというアイデアが当たりました。パート2も制作されています。
『ザ・ハント』(2010)
こちらもすごかったです。
裕福な人たちが市民を狩るゲームが展開されていくんですが、これが金持ちが支配する現代を痛烈に批判していて当時のトランプ政権から公開中止に追い込まれそうになるなど物議を醸した作品です!
昨年公開の作品で、デザインもインパクトがあって気になる作品でした。
『パラノーマル・アクティビティ』(2007)
この作品は、日本でも本当に話題になりました。
まさにアイデア一本でヒットをたたき出した好例で、真夜中に奇怪な音がするから監視カメラをつけたらとんでもない怪奇現象が映っていたというホラーで、初期のブラムハウスを代表する作品となりました。
当時、あの『ダークナイト』の週末興行成績をはるかに超える結果を出しています。
これにはあのスピルバーグがリメイクを申し出たけどこの恐怖を超えることはできないと判断して諦めたという逸話があるんだそうです。
なんて怖いんだ!
この作品はシリーズ化されています。
『ザ・スイッチ』(2020)
そしてこちらはブラムハウスで現時点での最新作です。
シリアルキラーと女子高生がひょんなことから入れ替わってしまう、24時間以内に入れ替わりを解除しなければ元には戻れない、殺戮に向かう殺人鬼を食い止めて元に戻れるのか? という内容。
『ハッピー・デス・デイ』のクリストファー・ランドン監督の作品です。
ちょっと話変わりますが、女子高生役のキャスリン・ニュートンではAmazonプライムで配信中の『明日への地図を探して』、殺人鬼役のヴィンス・ボーンではこちらもAmazonプライム他で配信中の『インターンシップ』がそれぞれめっちゃいい作品ですので、そちらもおすすめ。
他にもいろいろ
・『ハロウィン』
・『透明人間』
・『パージ』
・『ザ・ギフト』
・『インシディアス 第2章』
などなど
ハロウィン、パージ、インシディアスあたりはシリーズ化されています。
この辺りは、大抵動画配信で観ることができますので興味ある方は方はチェックしてみてください。
ホラー以外も!
ブラムハウスは、ホラー作品以外も制作しています。
そして、これがまた良いんです!
こちらの作品もご紹介します。
『セッション』
名門音楽学校に入学したものの、顧問が鬼コーチすぎて、、、という話。
この展開ももはやホラーなのですが笑
だけどこの作品、めっちゃ面白いです!
鬼コーチ役のJ・K・シモンズもこれで一躍有名になりましたし、監督のデイミアン・チャゼルは、この後『ラ・ラ・ランド』を監督してアカデミー賞を席巻しました。
M・ナイト・シャマラン作品
『シックス・センス』等のミステリー作品で有名なシャマラン監督もブラムハウスでいくつか作品を作っています。
最後に
個人的にはホラーは苦手なのですが、ジャンル映画として昔から絶大な人気のあるジャンルでもあります。
その中でブラムハウスは気鋭のレーベルですので、今回取り上げて観ました。
新作もこれからどんどん出てくると思いますが、ブラムハウスのロゴがオープニング出てきたらこのブランド印です。
ホラー好きの人は、好みの作品がここから選びやすくなると思いますのでぜひ深ぼってみてください。
最後までありがとうございます。