Netflixで観られるアカデミー賞受賞作品、5選!
こんにちは。
先日、第93回アカデミー賞の授賞式も終わりました。
今年の特徴としては、やはり動画配信勢の勢いがまた凄かったということです。
アメリカは映画館が閉じてしまっているので動画配信に拍車がかかり、今回のノミネート作品数も、なんと過半数が動画配信作品!
全作品のノミネート数:118
動画配信ノミネート数:66(56%)
Netflixのノミネート数:38(32%)
今回は、その中でもNetflixのノミネート作品から受賞した4作品を紹介したいと思います!
今回のアカデミー賞
見事作品賞を受賞したのは『ノマドランド』でした。監督賞もクロエ・ジャオ、主演女優賞もフランシス・マクドーマンドで主要部門を独占した形でした。
そして主演男優賞については波乱というか珍騒動もありました笑
そこは前回noteに書きましたのでご参考にされてください。
Netflixのノミネート作品
今回は、Netflix作品の全38ノミネート(17作品)の中から、受賞した4作品を紹介してみたいと思います。
ノミネート部門数:38
ノミネート作品数:17
受賞作品数:5
『マ・レイニーのブラックボトム』
<受賞部門>
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・衣装デザイン賞
▼映画の内容
こちらの作品は、チャドウィック・ボーズマン、ヴィオラ・デイヴィスがそれぞれ主演男優賞、主演女優賞にもノミネートされていました。
1920年代の音楽舞台のステージ衣装などがゴージャスで凄かったです。
この辺りのメイクや衣装がとても評価されての受賞となってます。
作品もそうですが、手掛けたスタッフも黒人チームでした。
チャドウィック・ボーズマンの遺作でもありますし、ヴィオラ・デイビスの歌唱シーンが本当にいいです!
『Mank マンク』
<受賞部門>
・美術賞 (ドナルド・グレアム・バード)
・撮影賞 (エリック・メッサーシュミット)
▼映画の内容
ノミネート数は、最多の10部門でしたが受賞は2部問にとどまりました。
「市民ケーン」ができるまでの裏舞台を描いた作品で、「市民ケーン」のように全編モノクロ映像の撮影で、1930年代のハリウッドを撮影風景などを見事に再現した美術などが評価された受賞となってます。
「市民ケーン」を知らないと、何をやってる話なのかが分かりづらい部分もありますが、セットで観ると楽しめるのでそういう見方がオススメです。
『オクトパスの神秘 海の賢者は語る』
<受賞部門>
・長編ドキュメンタリー賞
▼作品の内容
こちらはすごいドキュメンタリー作品です。
仕事に疲れた男が癒しのために海に潜りはじめた時に出会ったあるタコとの毎日を観察した映像なんですが、そのタコに毎日会いに行くことで愛情(友情?)が芽生えて、次第にコミュニケーションまで取り出す!
もうタコとは思えないほどにやり取りするし、この主人公ののめり込み具合が尋常じゃなくて面白いです。
『愛してるって言っておくね』
<受賞部門>
・短編アニメーション賞
▼映画の内容
この短編アニメは、おすすめです!
わずか12分間でセリフもほぼなく表現されるその悲しくも強いメッセージ。
会話も無くなってしまった悲しげな夫婦がなぜそうなってしまったのかが描かれていくのですが、泣いちゃいます。
受賞も納得の良作だと思います。
原題は、「If Anything Happens I Love You」
『隔たりのある2人の世界』
<受賞部門>
・短編実写映画賞
こちらもすごい短編作品です。
毎回同じ白人警官に尋問されて殺される日が繰り返されるというタイムループもの。
いろんなパターンを試すんですが、果たして逃れることはできるのか?
アメリカの黒人がどれだけの環境に置かれているのかを大袈裟ではなく表現していて、これまた衝撃的でメッセージを感じる29分間です。
その他、ノミネート作品一覧
ここからは、テキストベースになっちゃいますがその他Netflixのノミネート作品を一覧で紹介したいと思います。
<その他ノミネート作品一覧>
『シカゴ7裁判』
『ヒルビリー・エレジー - 郷愁の哀歌 -』
『この茫然たる荒野で』
『私というパズル』
『ザ・ファイブ・ブラッズ』
『ザ・ホワイトタイガー』
『これからの人生』
『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』
『フェイフェイと月の冒険』
『ミッドナイト・スカイ』
『ハンディキャップ・キャンプ:障害者運動の夜明け』
『ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜』
最後に
ノミネート作品を観て思うことは、やっぱり映画はその時代を写すメディアだなってことです。
黒人差別問題をはじめ、黒人同士でも対立があったり、白人貧困層もいたり、銃乱射事件など、アメリカの様々な闇や社会問題をテーマとして扱った作品がほとんどです。
作品以外でも受賞したキャストやスタッフもアジア系や有色人種が一気に増えて多様性を感じる年となりました。
今回はその中でもNetflixで鑑賞できる作品を集めてみました。
受賞作以外は一覧になってしまいましたので、また別でちゃんと紹介できればと思います。
最後までありがとうございます。