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直木賞選考委員、9人中7人が女性に!!

今日は、嬉しいニュースと
悲しいニュースがありました。

まずは、直木賞選考委員が
9人中7人が女性になったこと。
辻村深月さんが加わりました。

まだまだ昭和の頃は、
文壇もおじさん作家で
占められていましたが、
令和にもなると、
女性作家がこの躍進ぶり。

選考委員は
角田光代、
桐野夏生、
高村薫、
林真理子、
三浦しをん、
宮部みゆき、
そこへ、辻村深月さんが
加わることになって、
7人が女性作家に。
男性作家は、
浅田次郎と北方謙三の2人。

凄いなあ。
女性作家がいかに今の  
小説世界を支えているかが
よくわかりますね。
私は、もし著者の名前を
知らされなくても、 
男性が書いたか?
女性が書いたか?分かるんじゃないか?
と密かに思っています。
なんとなく、ですが、違いますね。
私は断然、女性作家好きです。

さて、それでは、芥川賞選考委員は
どうなっているんでしょうか?

島田雅彦、
奥泉光、
吉田修一、
松浦寿輝、
平野啓一郎。

山田詠美、
小川洋子、
川上弘美、
川上未映子、
計9人。
うち、女性作家は4人。
男性作家が5人。
ほぼ半々…ですかね。

それにしても、
芥川賞の選考委員の
男性作家は、平野啓一郎を除けば
どうも硬い顔ぶれだなあ。

その点、
直木賞の選考委員は
みなさん、ヒットメーカーばかり。
そうかあ。
こんな人々によって
決められてきたんですねえ。

さて。
悲しいニュースは
ノンフィクション作家の
佐々涼子さんが亡くなったこと。
まだ56歳でした。
佐々さんは、
取り組むテーマが
個人的に好きでした。

開高健ノンフィクション賞受賞の、
国際霊柩送還士を描いた作品や、
終末医療について書いた作品、
難民や移民について
日本のお粗末な現状を問いかけた作品など、
いつも命や死について
一貫した視野を持った
優れたノンフィクション作家でした。 

だから、佐々さんは次は何を
取り上げるのだろう?
今、何を凝視しているのだろう?
と常に楽しみにしていただけに
佐々涼子さん、56歳の死去は
心に穴が空いたようです。

でも、命や死について
常に鋭く問いかける作家は
きっとまた現れるはずです。

佐々涼子さん逝去、合掌。

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