【行動】知識は行動に移さないと意味がないの?
知識はただ頭に入れるだけでは、
意味がない?でしょうか?
それとも意味があるでしょうか?
「知行合一」「知行一致」という
言葉がありますね。
知識をただ蓄えるばかりでは意味がない。
知識は行動に移してこそ、
その意味が出るという考えです。
更には、知識は行動に移すことで
やっと本質的に、究極的に「理解」
できるというのです。
実践に使われない知識は、
持ち腐れというか、
そんな頭でっかちな学問は
無駄だ、過ちだと断じる面もあります。
知識は実際に使われないと意味がないか?
使われなくても意味はあるのか?
どうでしょうか??
どちらも正しそうですね。
「知行合一」は行動こそ全てという
考え方で、一見、立派なんですが、
知識は心や品性を知らず知らずに
はぐくむ栄養材でもあります。
必ずしも行動のため、ではないのです。
知識というものについて、
立ち止まって、よく考え直す必要が
ありそうです。
もともと、読書好き、学問好きは
つい頭でっかちになり易く、
形骸化した学問になりがちでした。
そんな形骸化を改めるため、
現れるのが「行動こそ全て」という
考えです。
幕末の革命的な火付け役になった
吉田松陰や高杉晋作、西郷隆盛らは、
「知行合一」がモットーでした。
ただ、自決した三島由紀夫も、
クーデターを起こした大塩平八郎も、
やはり「知行合一」が信条でした。
うまく行く時は、
日本の政治をひっくり返す
圧倒的なパワーになりますが、
時機が熟さず空回りする時は
悲劇を生んでしまうようです。
行動こそが全て、というのは、
リターンもリスクも高いのですね。
可能であるなら、
知識をどんどん学ぶ学習行為と、
行動に移して役立てる実践行為を、
両輪のように、
同時進行でやれたら一番
うまくいくのかもしれません。
そういえば、これは私の感覚ですが、
人間は何かをアウトプットする時、
100の知識をものにした人は30前後を
どうにかアウトプットできる。
30しかインプットしてない人は
1しかアウトプットできない…?
そんな気がします。
知識と行動について、
ちょっと考えてみました。
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