タイのカオマンガイ
タイにはフードコートから屋台から何処にでもカオマンガイが食べられる。中国海南島で食べた海南炒飯がカオマンガイを最初に食べて所だが、マレーシアでもシンガポールでも食べた。だけど一番美味しいタレはタイのカオマンガイだ。特にBTSチットロム駅から衣料品のプラトウナーム市場に行く途中にあるガイ・トウーン・プラトウナームは30バーツと安いけれど出色だ。
この店はカオマンガイの専門店という事もあり、素材が出来立てで新鮮。そしてスープもあっさりしていて嫌味が無い。ごはんも鶏出汁で炊いているので深みがある。僕はカオマンガイを作るときにこの店の味を思い出して作っている。やはり美味しい料理は流行っている料理店で食べるに限る。
何故なら素材が新鮮で、素材を生かして変な加工を施していないからだ。
もう一つこの店で感心する事がある。ピンクのポロシャツのユニフォームを着て働いている女子のスタッフが若い事と、子供や赤ちゃんも職場にいる事だ。経営者の意思にもよるが、なんだか互助会・保育園的な色合いもある。
日本では飲食店では服務規律や何やらでルールの元にロボットの様に働くことが日常化されている。しかしこんな微笑ましい店もあっていいのじゃないかなと考えさせられる。BTSトンロー駅の近くに55という店名のオースワン(蠣お好み焼き)を売りにする店がある。この店でも番台に座っているよぼよぼのオバーさんが全く動かず・動けず?ガミガミとスタッフに指示しているがこれも微笑ましい光景だ。こちらは老人ホームの感が強い。
多様化する現代、LGBTの話も盛んだ。別に法整備されなくても様々な年齢、性別、嗜好の人たちが楽しく仕事が出来ればいい。フランスではギャルソンは殆どホモセクシャルだしタイでもホールスタッフはそちら系の男の子が多い。全ての人たちが楽しく共存して働き、生活できれば素晴らしいと思う。
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