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今、日本中には40万店舗ほどの飲食店があります。今後、優良な店は増え、時代に乗り遅れた店は廃業し淘汰が進んで行くでしょう。クワンチャイでは時代を見据えて、大幅な店舗のスクラップを行いました。自営で行える中、小型店舗でフランチャイズ化が安価で出店出来る様にお手伝いします。例えば20坪の新規店舗なら、初期投資が1500万円位掛かりますが、上質の居抜き店舗を安価で購入し弱点を補強すれば出店コストが3分の一位に出来ます。

写真の店舗は、最近閉店したものですが、中華料理店を居抜き100万円で購入し、100万円程度で化粧をし直し再出発したものです。壁面のペイントは僕が行い、バナナの葉をブリザードフラワー加工してタイの趣を演出しました。都心店舗で売上が低迷し撤退しましたが、初期投資を抑えていたので退店コストは殆どかかりませんでした。居抜きで出ていないで2000万円以上投資して新規出店していたら償却も出来ず万事休すだったと考えています。

これから、ますます予測不能な事態に遭遇する可能性がある日本の経済状況。だからこそ。店舗の仕入は慎重にコストを抑えてスタートしたいものです。但し、前店舗が何故退去したかを、充分に探る必要があります。排水が悪い、害虫の巣が隠れている等々、見えないリスクを見極める必要があります。家主も都合の悪いことは、一切教えてくれませんので要注意です。また下水道工事などで立地環境が変わり、鼠が大量発生する場合すらあります。

むかし、出店していた店で、深夜まで仕込みを行い、店内で仮眠していた時、ごそごそと不穏な物音がするので、手に金槌を以って、一気に点灯したら店内の植木に10匹位の鼠が纏わりつき、葉を齧って居ました。腰を抜かすほど驚きました。衛生管理こそ基本と考えて、清掃を徹底していた僕ですが、隣の店舗と屋根裏で何か所も繋がって居たらしく、大量に入り込んでいました。こればかりは防ぎようがなく、残念ながら撤退する事にしました。

飲食店淘汰の時代です。これからは無駄な新規投資は抑えて、目を凝らして可能性を秘めた居抜き物件を探すに限ります。大手のテナントは退店する場合の原状復帰費用が恐ろしく高額な事もあり、赤字経営でも見切りが出来ず渋々経営を続けている場合を多く見かけます。一緒に掘り出し物の居抜き物件を見つけて低コスト出店をしましょう。お化粧直しも、補修も一緒に行い、損益分岐点を抑える事が儲けの原点です。さあ、今こそチャンスです。


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