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カオマンガイは美味しいぞ

タイではよくカオマンガイ(蒸し鶏ご飯)を食べた。日本に帰って来て、様々なタイ料理屋さんで食べたが、何故か鶏の味が優れない店が多い。タイでは養鶏場がそれほど機械化されていない。昔、日本でも鶏が庭を走り回っていた。頭をちょん切っても暫く走る鶏に恐れと哀れさを感じたものだ。タイでは田舎のコックさんの家で先ほど迄生きていた庭鶏でカオマンガイを作ってもらった。これが素晴らしく美味。やはり野飼いの地鶏は美味しい。

日本にはブラジル産の鶏が商社を通じて大量に輸入されている。一度カオマンガイに使ったが美味しくない。取引先の鶏屋のおばちゃんに聞くと、『ブラジルは水が悪く飼料もヤバい』との事。どうして僕に売ったの?と聞けば、『安いからよく売れるけど、わたいは二度と食べない』との事。よくそんなもの売るなあとは思うけど、値段が今使っている但馬産の鶏の半分以下は魅力的だ。だけど美味しい料理、身体に優しい料理を僕は作りたい。

但馬産の地鶏を使って今日もネット用、店舗用のカオマンガイを作った。先ず香りが良い。水も神戸ビーフと同じ水だし、飼料も厳選しているから美味だ。蒸しても大きさが余り変わらない。以前実験的に調理したブラジル産の鶏は蒸すと脂が一杯出て酷いことに大きさが半分に減少した。結局贔屓にしている近所の野良猫にブラジル鶏カオマンガイをプレゼントして終了した。

タイでは鶏料理が肉料理の90%を占める。日本よりも地鶏が多く美味しいのだろう。さて調理方法は、何種類かのタイハーブと酒に浸した地鶏をゆっくり茹でる。茹で上がったら余熱でじっくり火を通す。蒸した時に出た汁でもち米とジャスミンライスを炊く。ポイントは秘密の特製ソースだ。中国海南島の海南蒸し鶏がカオマンガイのルーツだがタイのソースの方が美味しい。
マレーシアにもあるが僕は但馬産の蒸し鶏ご飯が美味しいと確信している。

カオマンガイのルーツ海南蒸し鶏の発祥地、海南島を習近平は観光だけではなく経済特区にもする勢いだった。しかし今回の台風11号に直撃され壊滅状態になったところに、台風18号がまた上陸しそうだ。地球温暖化によって海面温度が上がり台風が頻発している。CO2排出世界一を誇り地球温暖化の責任を一番負う中国が、地球温暖化でしっぺ返しを受けている。自業自得だ。

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