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僕の母は9月に105歳になりました。一昨年、滞在していた老人ホームのケアマネのケアレスミスが原因で骨折と誤飲性肺炎になり入院する羽目になり退院を機に滞在型病院に転院して現在に至っています。僕の育った長谷川家は長寿な家系で婆ちゃんも98歳位まで在宅介護で皆に守られて幸せでした。

母も一昨年までは僕が作ったタイフルーツのジェラートやグリーンカレーを差し入れても元気にパクついていましたが、今は鼻腔栄養やポートによる栄養補給で何とか元気に過ごしています。振り返れば100歳を過ぎても元気だった理由は免疫力UPに繋がるタイ料理を週1回食べていた事だと思います。

今はコロナ蔓延以降の病院の面会制限ルールの為に週1回20分しか会いに行けないのですが、料理の代わりに様々な草花を飾りに行っています。今回は稲穂、柿の木、そしてデンファレにしました。人間は老いて、食欲が減退しても嗅覚は鋭敏なままだと言います。寝たきりの母ですが秋を感じてくれたら嬉しい限りです。病室の狭い空間ですが季節の移ろいを味わっています。

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