見出し画像

積み重なる日々の短歌2408

お仕事と暑さと多忙のせいなのか。胸苦しさを覚える懸念

一週間原稿整理に没入し、十六本を著者校に出す

こっちへと来るはずだった台風は、あっちに向かい、こっち助かる

F山のシャインマスカットをいただいた。味わいながらお礼メールした

日本人と正義が対立するという文章を読む。わけがわからぬ

明日朝は雨振り予想が出ているが、行かないわけにいかぬから行く

久々に500メートル泳いだが、肩の痛みはなく安堵した

KDのズンバの後に少しだけ長いプールで泳ぐ、ほんの少しだけ

図書館で「生きる歓び」と題された本二冊借り図書館で読む

鬱屈と知性の衰え相まって老いてヘイトに移行するとか

クロールのフォーム変更奏功し泳げる距離が伸びる喜び

菜園の世話してぐったり果てている。夏の疲れが満ち満ちている

明朝は必ず畑へいかねばと残暑厳しい夏空仰ぐ

ふくらはぎの形のよさを褒められる。日々継続のせいでしかない

飲み会のこそばい記憶に負けまいと入稿前のゲラチェックする

歯科ののち内科を訪ねた帰宅途中暴風暴雨が突然襲う

台風のせいか高温かつ強風「トム・ジョウンズ」を読んで過ごした

あらたなるキュウリの苗を植えたのち防風ネットをはりめぐらせる

今週末飲み会予定も台風が直撃しそうな状況となる

A葉台葬祭場とK淵との長い経路を往復する日

地下鉄の一日券を駆使しつつA坂およびM田図書館に行く

霧深いテムズのほとりで湧き上がる人間模様を学ぶ一日

ディケンズの本を借りに行くはずが、家に積まれたディケンズを読む

名にし負う南海トラフ大地震。そのさきがけが生じたという

朝十時義母の顔を見たのちに田園都市を眺めて帰る

誕生日迎えたけれど、義母ついに息引き取るとは、巡り合わせか

もつべきはなにも持たぬという覚悟。もてば争う、守らんがため

五輪にはまったく興味はもてないが人種の軋みは変わらぬようだ

「赤と黒」読みつつフランス小説の内向き振りにため息をつく

今日という一日がもう長すぎて「新Y浜行き?」「終点まで行く?」

予約での電話の不快を思い出し電話嫌いの自分を許す

いいなと思ったら応援しよう!