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【陰ヨガ】呼吸と姿勢を整えること

Junostlyleのヨガクラスでは、毎月テーマを決めてプラクティスしています。9月のテーマは、『呼吸と姿勢を整える』です。
毎月のテーマは、陰陽五行をもとに季節ごとの気の流れに順(したが)った暮らしのヒントを挙げています。だから、毎月テーマに向き合ってみることは、自分の心身を見つめ直すきっかけにもなりますし、健やかな毎日をかたちづくることにも繋がると感じます。

呼吸、浅くなっていませんか?

ヨガは、呼吸を大事にします。呼吸を使って、自身の体の声を聞いたり、体のもっと奥の空間(感情や心の状態)を探したりします。体と心のコミュニケーションには、呼吸という媒体を使う必要があり、心があって一つの体と捉えるヨガには、不可欠なものです。この点が、通常のフィットネスと大きく違う点でしょう。
呼吸が浅いという方は、少なくありません。長時間の姿勢の崩れから、物理的に肋骨や横隔膜が動きにくい方もいますが、気が詰まっていたり、心が閉じていることが、体へ影響している人もいます。呼吸の役割は、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出することだけに限らず、嫌な気分など不要なものを体内から出す、気血の流れをよくする、リラックスさせるなど、様々な働きをしています。深い呼吸は、気持ちを落ち着かせ、静かに読書をするなど秋を気持ちよく過ごすための土台づくりを担ってくれるでしょう。

陰ヨガのツイストポーズの効果

『呼吸と姿勢を整える』をテーマにする9月の陰ヨガのプラクティスは、ツイストを極めようと思っています。ツイストは、背骨の柔軟性を高める効果が期待できます。パワーヨガやハタヨガをプラクティスしていていつも感じることは、陰ヨガのツイストポーズは、深い前屈や無理のない後屈を助けてくれるということです。背骨の深部を開く陰ヨガのツイストは、体を芯からほぐしてくれます。無理なく安全にヨガを行うための基本となります。

陰ヨガの観点から、背骨の健康は、“可動域が充分に広いこと”をいいます。特に、胸椎は、ストレスによってガチガチになりやすく、そのため呼吸が浅い人も少なくありません。肋骨や胸椎が、充分な可動性をもつと、呼吸を深く行えるようになります。
ゆったりと静かに、沈むようなエネルギーをもつ陰ヨガのツイストは、肩や胸、背中などの緊張を徐々に解いてくれます。自律神経のバランスを整え、心身の自然治癒力を高めてくれます。さらに、陰ヨガのツイストポーズは、凝り固まった心の縛りをも解く要素を秘めており、ストレスの多い私たち現代人の心身の健康を支えてくれると感じます。

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