BOSE ノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort 15 QC15 ヘッドバンド 修理 交換 分解 した話 備忘録
BOSE ノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort 15のヘッドパッドがボロボロになり、ついに修理した。
社外の交換品パーツを1,000円ぐらいで入手して交換を試みる。
難易度は★★☆(星2つ)
作業自体はカンタンなものの、最後に両端を固定パーツに押し込める作業に手先の器用さとイライラしない精神性が問われる。
ヘッドフォンの宿命。どうしても肌に触れる部分は加水分解によりボロボロになる。
このBOSE QC15は既にイヤーパッドは社外品に交換していた。
ここまで劣化しているもの、もちっとした触感がさすが純正品と思わせる逸品であった。
ヘッドパッドはまだイケるかな…と修理を先送りしていた。あんまりつかってなかったし。
しかし、久々にこれで音楽を聴いてみるとなかなか良いじゃないかと思い直し、修理を決行することにした。ヘッドフォンスタンドもベタベタ汚くなってしまったし。
問題を先送りしていた理由
このヘッドバンドは交換することが前提に作られていないので、取り外しする際には、ハサミでぶっちぎらねばならない。
こういう、後戻りできない作業は実に嫌いである。
それに構造上仕方のないものだが、ファスナーで閉じるスタイルなので、見た目的にどうかな。と躊躇している部分もあった。
とはいうものの、ほっておいても直るものではないし、気分が向いた時にやるしかない。
修理の手順
ヘッドバンド固定パーツのネジを外す。
パーツはネジで止まっているだけなので、精密ドライバーでネジを取れば、カンタンに取り外せる。
金属部分が露出しケーブルも見えるようになった。
ハサミを入れて劣化したヘッドパッドを切る。
次はハサミを入れて劣化したヘッドパットを切っていく。ケーブルをぶっちぎったらアウトなので慎重に作業をする。
もう後戻りはできない…。
交換用のパーツを装着する。
このファスナーは取っ手がないので動かしにくいけど、精密ドライバーをファスナー金具に通してやると動かしやすい。
失敗した点1
プラスチックのパーツもあり、これは再利用できるんじゃないかと混入を試みる。
ケーブルの保護にもなっていいんじゃね!と思ったがこの後の留め具を取り付ける際に非常に苦労をして、結局打ち捨てることにした。
器用な人なら混入ができるかもしれないけど、無くても対して変わらないと思う。
留め具、ヘッドバンド固定パーツを取り付ける
後は、パーツをネジ止めすれば良いだけ!かんたんかんたんと思っていたらこの作業が一番苦しい作業だった。
失敗した点2
とりあえずこのへんかな―と適当にパーツをくっつけてみたらどうもおかしい。
そう、先述の通り、くびれに合わせてパーツを取り付けなくてはならないのだ。
苦労した点
ヘッドバンドの端をうまい具合にこの留め具の中に混入させて挟み込んだ状態で留め具パーツを固定させなくてはならない。
もっとこの留め具パーツにクリアランスがあれば楽なのだがかなりギチギチ。
無理やり押し込んでネジ止めしようと思ってもうまく噛まない。
また最初にもともとあったパーツを再利用しようと欲を出したから余計タイトになってしまった。
とにかくこの固定パーツをうまく取り付けるのが最大の難関である。
工夫したポイント、うまく止めるための攻略法
まず、固定パーツにネジは予め仕込んでおくと良い。
次に固定パーツを取り付ける順番。最初は必死にネジを組み込んだ方を本体をに固定してからもう一方のパーツをくっつけようと試みたが、この手順が間違いだった。
ネジが無い方、つまりメス側のパーツはケーブルをちょうど真ん中に挟み込む構造になっている。
これを最初にフィッテングさせないとうまく噛み合わず、最悪ケーブルを潰してしまう恐れがある。
次に厄介なのが、ヘッドバンドの端を固定パーツに挟み込む作業。
まず軽くネジをしめて片側が噛めば、逆側のネジをしめて固定パーツがはずれない程度に仮止めしていく。
あとは、ピックなどを使い隙間から押し込んでいき、最終的にきつく締めていく。
役に立っているんだかイマイチ不明なものの、ファスナー金具部分はもりあがっているのでここにフィットさせることを意識すべし。
完成
キレイにシワが伸ばせればなお良いのだが、これで十分。
これでイヤーパッドともにボロボロ状態からおさらばしてまだまだ使えるようになった。
ファスナーかよ…。なんて思っていたが、きちんと目隠ししてやれば意外と悪くない。
以上、素人が破壊覚悟でやった作業なので詳しいことはわかりませぬ。
まとめとBOSE ノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort 15の評価レビュー
BOSE ノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort 15 は2009年発売の商品ながら、QC35が出るまでは不動の地位にいて3万円ぐらいする高級なヘッドホンだった。
全域良い音を奏でてくれる。BOSEといえばドンシャリ、低音だ!と思われがちだが、たしかに迫力のある低音が楽しめるものの、あ、こんなものか。と思ったのも事実。Beatsに比べるとバランスが取れていて良い。
何よりも圧倒的な静寂。強力なノイズキャンセリング機能。音楽の世界に没入できるので幸せな気分になれる。
ジャンクコーナーにあればこのようにパッドが劣化したものが3,000円ぐらいで売られている場合が多い。
私が買った時は加水分解でボロボロだったものの運が良く1,000円~2,000円ぐらいだったと思う。
良いヘッドフォンに初めて触れたきっかけとなった商品だ。
これを機にどんどんヘッドフォンの沼へハマっていくのである。
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