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息子の低得点に動揺した両親の話

息子の期末テストが先週終わりました。
点数が返ってきます。
いちいち50点満点なのか100点満点のテストなのか聞かないと恐ろしいような点数が書かれています。

学校の勉強ができなくても、古典音読とサイコロ暗算で素地を育て、やる気が出た時にアクセルを踏めるようにしてあげる。月に一度奥多摩の古民家での合宿に参加し年の違う子たちやお兄さんたちと交流、4月からは松永暢史先生のリベラルアーツにも通い始めました。わたしの考え得る最高の教育環境が整いつつあります。

学校の求めることと本人の興味が合致しないのであれば、やる気が伴わないのであれば、学校の成績は悪くても仕方あるまい、そう思っています。そう思っているはずです。

なのに、所詮自分は学校教育のど真ん中で何の疑いも不満もなく従順にテストを受けていかに良い点数を取るかに腐心してたせいか、前述のような理想を掲げていても、息子が悪い点数を取ってくると動揺します。

昨日もとんでもない低得点にがっかりしやるせない気持ちを夫にLINEで送りました。「ぼぼくん、○○点だって」。落胆した様子の返信がありました。

帰宅した夫が切り出したのは、至極当然なことでした。
家庭教師とか塾で勉強の仕方を教わらせた方が良いのではないか。
息子にとくとくと現状のひどさを認識させるかのように「おまえはこうだろ、できないだろ」と繰り返し、「誰かほかの人から教わった方がいい」と説き、わたしに「いいでしょ?」と言いました。

わたしは息子が自分で勉強できる地盤を築いていると信じて疑わないので、ここでそんな判断をするのが惜しくてたまりません。また、発奮してからすべてが始まると思っていて、やる気もなく努力もできない状態では夫の提案も意味をなさない気がして「考えさせて」というのがやっとでした。
夫はこのままでは高校受験に間に合わないと思ったようで、やる気がないなりにやりようがあると言いました。
息子はただ戸惑っていました。

今日一日そのことを考えていました。
一般的なペースを息子にはめるのは彼にとって窮屈じゃないか。
わたしは意固地だろうか。
息子が自分で必要なことを求めるまで待てないか。
そして、自分が大きな間違いを犯したことに気付きました。
不安を夫にLINEでシェアしたこと。
息子を信じてそんなことをしなければよかった。
夫はわたしの不安を引き受けただけなんだ。どこか外部に頼もうと言うのもわたしが関係している先生方に聞いてに糸口を探そうと言ったり、最大限わたしに配慮しているようでした。

夫にいら立つようなことではない。
息子は期末テストが終わってから、毎日古典音読とサイコロ暗算をしています。わたしも今日は一緒にサイコロ暗算をしました。そのあと、息子に数学の期末テストを持ってくるように言って、間違いだらけのところをもう一度解かせました。わたしもやってみました。あら楽しい♪
夫も帰宅して、1問託したら楽しそうに解きました。

息子はわからなくてぶつくさ不平を言っていましたが、辛抱強く夫が教えてわたしは夫のご飯を用意しながら励ましました。
夫に何かが伝わった気がしました。
昨日の話はしませんでした。

過保護な親の戯言かもしれないけど。
今日も家族三人幸せでした。

よかった、ありがとう。




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