見出し画像

赤ちゃんに勝る者なし

近所に「浦和親子のおうち日だまり」という、0、1歳の赤ちゃんがいる親子の居場所をしているスペースがあります。
そこで協力会員として月1,2回ボランティアをしています。
今日は予備要員になっていましたが、前日に連絡があり、入ることになりました。

毎回最大4組の親子を受け入れています。
10時になるとベビーカーに赤ちゃんを載せたお母さん、抱っこひものお母さんが次々と現れました。この猛暑に対策して保冷剤をどこかしらにセットしていて、主宰しているゆーみんさんもさすが!「保冷剤を冷凍庫にあずかるわよ」と各お母さんに声をかけていきます。
中二の息子が赤ちゃんだったころ、そんなに暑さ対策をしていなかったなあ。この10年で暑さ事情がだいぶ変わっていると思いました。

二回目のボランティアでした。
今日の赤ちゃんはどの子も0歳。3か月、4か月の子は寝返りがまだできなくて仰向けに寝ているのみ、7か月の子は片方からの寝返りができて、背中を反らして両手を浮かせ広げて、足も浮かせる飛行機の姿勢がブームでずっとやっています。一番大きい子が10か月でお座りして周りをきょろきょろと観察していて、他の子らに比べるとだいぶ大人の雰囲気です。

生まれ月のタイミング次第では同学年になりうる子たち。こんなに違いがあるんだと驚いてしまいました。
息子は3月生まれ、かつ発達が決して早い方ではない。心身の発達が途上のうちに学校時代がある。ほかの子と比べて云々はついついあてにしてしまうけれど、全くナンセンスな思考であることに気付かされます。

どの子も何かおもちゃをあてがうと、つかむのにまず一苦労、それでもじっくりと指を動かしつかもうとします。何とかつかめると口に持って行きおしゃぶりします。こうやって腸内細菌をそろえているんだな。

7か月の子はひたすら飛行機ポーズをして、たまに休憩という感じで足を下ろし背中を反らせた状態で両手を伸ばして床につき上半身を持ち上げています。それがわたしが朝にやっているプランクの休憩スタイルそのもので、その姿勢自体もするのがとても大変なのを知っています。その子はおもちゃを渡すとしばらくおしゃぶりしているけれど、基本は飛行機をして、目が合うとそれはかわいらしく笑います。できることが増えてきて自分の身体で遊ぶことに余念がないといった印象です。

赤ちゃんを見ていると、足の指一本一本をしっかり使って身体を支えたり、動けない範囲で身体をどこかしこも確かめています。

それといつも感心するのは、起きている間はとにかくいろんなものを見ているなど、退屈している様子が全くないこと。
中二の息子は「ひまだ」と言ってタブレットに頭を突っ込んでいますが、赤ちゃんは当然ではあるけど暇のひの字も言わず、周りや自分に興味津々、せっせと周りのものをなめたり口に入れて自分の腸内細菌コレクションして、寝返り~ハイハイ~おすわり~つかまりだちと教えもしないのに黙々とトライ&エラーしてできるようになっていく。
そしてお母さんに抱かれるとピタッと泣き止んだりする感度の高さ。

理想のかたまりみたいに見えました。
可愛いだけでなく、好奇心旺盛、根気強さ、超能力。
知識を持った大人よりよっぽど高度ではないだろうか。

そして赤ちゃんが笑うとみんな幸せ、泣いても可愛くて笑ってしまう。

息子の小さい時こんな気持ちでいられればよかったな、と思いつつ、今こんな機会を得られたことに感謝。

よかった、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?