可愛らしいイベリス
ヨーロッパのイベリア半島原産の植物が多いことからイベリス属と呼ばれているグループの園芸品種群をイベリスと呼んでいます。
宿根イベリスは白いびらに小さな黄色の点がついているかわいらしい花をたくさん咲かせてくれます。常緑性の宿根草ですが暑さは苦手のようです。
一年草タイプのイベリスもあり種子や苗が売られています。こちらは白以外にもピンクやブルーの花色もあります。
最近、ピンクからホワイトに色変わりする宿根イベリスも売られていますね。
宿根イベリスの育て方
春にガーデニングセンターなどで花付き苗が売られているので、病害虫のない、しっかり育った苗を購入しましょう。暑がる植物なので鉢植えにする方が無難でしょう。
地中海原産の植物なのでやや乾燥気味にして日当たりで育てます。
庭植えの場合は川砂などを入れて水はけを良くしてください。鉢植えは水はけのよい草花用園芸用土を利用し、鉢土が乾いてからしっかり水やりします。
花が終わったら1/2程度に切り詰めて、込み合った部分は根元から切り取って風が株の中を通るようにしてください。梅雨以降は蒸れないように、水やりもやや控えめにします。
耐寒性はある方ですが、寒冷地では真冬の北風に当てないようにしましょう。霜が降る場所ではフレームなどで保温する必要があります。
秋の涼しいころに挿し芽をして新しい株を作っておきましょう。古株ほど真夏に枯れやすくなります。
1年草タイプのイベリスの育て方
1年草タイプのイベリスは秋に種まきします。管理は普通の春咲きの草花と同じです。
本葉5,6枚になったらコンテナや花壇へ定植します。1か所にたくさん植えると花が咲いたときに壮観です。
しっかり日光に当てないと花付きが悪くなりますが、花壇では北風をよける寒冷紗などを張る方がいいでしょう。
鉢植えの場合は日がよくあたるけれど北風は当たらないような場所に置くのが理想です。
1年草タイプのイベリスは花が終わって初夏になると次第に枯れていきます。