追っかけ読書で知脈を作る
ビジネス書や小説、その本の中に、この本にはこんなことが書いてあったとタイトルを出して紹介しているものがありますよね。拙著「バグる潜在意識」の中でも外山滋比古さんの「思考の整理学」を紹介しています。
書の中で紹介されている本を読んでみる。これを追っかけ読書と私はよんでいます。追っかけて読んでみて、その本の中で何か紹介されていたらまた追っかけて読んでみる。すると知識が脈になります。続くということ。私はそれを知脈と勝手に言っています。山が連なっていることを山脈と言いますが、追っかけ読書で知識を増やしながら繋げていくので知脈です。
潜在意識はあなたの過去のすべてが入るエリアです。見聞きし体験し学んだことすべてです。もちろん読んだ本の内容も入ります。そこに入ったデータが消えることは決してありません。例え、顕在意識が忘れていても潜在意識の中に入った知識は蓄積されたままとなります。
純子さんはよく物を覚えていますねと言われますが、忘れていることも多いです。むしろ、その方が多い。しかしながら物事にはスタート地点が必ずあり、関連本の10冊目を読んでいる最中も最初の1冊目まで脈として繋がっているので、過去に読んだ本の内容が潜在意識の中から浮上してきます。これが追っかけ読書の知脈効果の凄さ。3回目に足を運んだ場所で前回と前々回に来たとき、食事をしたレストランと食べた物をそれぞれ思い出すのと同じです。
みなさんも興味を持った本や専門で学ぶ本の中に書いてある紹介本(参考文献ともいう)を追っかけて読んでみてください。知識が脈となりあなたの人生を豊かにしていきます。知識を情報と捉えることもできます。情報を持ってさらに学ぶと気づきも増えて楽しくなります。学ぶ人は学ぶ人と引き合いあらゆる脈が連なります。知脈のある人たちは人脈も連なります。
先日購入して読んだ「乱読のセレンディピティ」 これが抜群におもしろくて一気に読了しました。タイトルにあるセレンディピティの意味は、「偶然と才気によって得られた幸運」「探してもいなかったものが見つかる幸運な偶然」です。X線やペニシリン、日本でいうと納豆(藁に煮た豆を包んでおいたら納豆ができた説が多い)もそうです。
セレンディピティの言葉は18世紀のイギリス人の文筆家ホリス・ウォーホールが作った造語です。その造語はペルシャのおとぎ話である「セレンディップの三人の王子たち」から生まれたと「乱読のセレンディピティ」に書いてありましたので早速購入しました。就寝前の1時間は小説タイムですのでその時間に読みます。楽しみです。この本は竹内慶夫さんの解説も面白いですよ。
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拙著「バグる潜在意識」は、健康・人間関係・仕事・お金のバグを取るアドバイスが80本あります。ワークもついていますから是非おこなってみてください。健康状態がよくなり、人間関係でトラブルが改善し、仕事がうまくまわり始めて年収が上がった人がたくさんいます。潜在意識のバグとはどういうものか、まずは知ってくださいね。
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山下純子