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シン・ヘソンのフィジカルに惚れ惚れした韓国映画『勇敢な市民』

こんにちは、じゅんぷうです。映画を見て開脚したくなったのは初めてです。

2023年の韓国映画『勇敢な市民』日本公開初日にさっそく見てきました。『哲仁王后~俺がクィーン!?』でのオラオラ男の憑依演技で私の中で急上昇したシン・ヘソン主演のアクション・コメディ、見る以外ありません。

ぶりっ子⇒ファイターのギャップ!!

元女子ボクシング選手のソ・シミン(演シン・ヘソン)は正規採用を目指す非正規雇用の高校教員。長いものには巻かれ、校内の悪事にも見て見ぬふりして〈猫をかぶって〉生きている。ある日、暴力と特権で学園を支配するハン・スガン(演イ・ジュニョン)の前に〈猫の仮面をかぶった〉正義のヒーローが現れる…

ソシミン⇒小市民が学園の悪を成敗するお話

シミンと市民がかかっているわけですね。生徒たちからは「スタ」⇒スペアタイヤと呼ばれ、上司のセクハラにも耐え、正規採用を目標に学園内ではしおらしいぶりっ子キャラを演じているシミン。じつは格闘技に長けた元ボクシング選手でありながら父のため夢をあきらめ、己の正義に蓋をしていたのです。それがある日、スガンの悪行が一線を越え、シミンの怒りが爆発!眠っていたファイターとしての心に火が点きます。

ストーリーはシンプルに王道なのでそこまでハラハラ展開はありませんが、シン・ヘソンが6ヵ月もトレーニングしたというアクションが気持ちよくキマってて芸術点も高い!さすがに仮面でのバトルはスタントさんですが、身長173cmのシン・ヘソンの開脚ストレッチを見ただけで期待値爆上がりしましたよ。道場の額に〈大器晩成〉って書かれてたから、私もやっぱり毎日開脚しようって笑。

ただですね、痛快なアクション・コメディとはいえ、この作品に限ったことではなく韓国作品のお決まりのように、いじめのシーンがえぐ過ぎる。わかりますよ、その行いが卑劣で外道であればあるほど、大義もできるし、カタルシスも大きくなるって。韓国のいじめの実態は詳しくはわからないけど、悲しい選択が多いことを考えると、エンタメでここまでの描写って、もういい加減よくないですかね?

悪魔のようなスガンを演じたイ・ジュニョンの出演作は『D.P.』しか見ていませんが、この悪党ぶりはかなり振り切ってます。悪以外の要素1ミリもない。彼、元々アイドルなんだよね、すごいよね。

シミンのアボジ(演パク・ヒョックォン)とかチキン店の店長(演イ・ジュンオク)とか痒い所に手が届くキャスティングで、ファンサとして最高だったのがチャ・チョンファ!学園の教務部長としてシミンを見守る役割の彼女、『哲仁王后』でシン・ヘソン演じる王妃を支えていた尚宮ですよ。ここでもナイスな人物だったし、彼女やっぱり品があるんですよね。その上での表情管理…とくにラブラインが絡んでくる流れは見る者みんなを幸せにしてくれると思います。

むかし、浅草に映画館がいくつもあった時代、高倉健主演の任侠映画を見た観客たちが高倉健になりきって映画館から出てきたなんていう話はよく聞いたし、私が浅草に住み始めたころも当時まだあった名画座に行くと健さんが何人もいたんです。『勇敢な市民』を見た私、シアターを出るときにファイターとして覚醒したシミンばりに大股で歩いていることに気づいて一人でにやにやしてしまいました。

『哲仁王后』を見たときにシン・ヘソンには勝手にじゅんぷう芸術大賞を贈りますみたいなことをnoteに書いたんですが、本作での彼女のかかと落としをトロフィーにかたどったらどうでしょう。ほしいわ。

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