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ハッピーエンドの映画は不幸を呼び込む

はじめに

映画はハッピーエンドが好まれます。
しかしハッピーエンドの映画を見過ぎると人は不幸になります。
なぜ不幸になるのか?その理由を探っていきましょう。

現実にハッピーエンドはない

ハッピーエンドの映画と聞いてどんな場面を想像するでしょうか?

正義が悪を滅ぼす
困難を乗り越えたカップルが結婚する
愛が全てを凌駕する

こんな感じでしょうか。

では現実は見てみましょう。
残念ながら現実はハッピーエンドではありません。

誰もが苦労をしながら何とか生きています。
一時楽しい幸せな状態であってもその状況は長くは続きません。

つまり現実は厳しいのです。

ハッピーエンドの映画や小説なドラマを見過ぎると
現実は厳しいということをいつの間にか忘れてしまいます。

それどころか反対に以下のような間違った考えを持つことがあります。

「人が幸福なのが当たり前の状態」
「辛い状態なのは本人の努力不足」
「ネガティブな考えは消さなければならない」

このような間違った考えを持つと人生は辛く不幸になります。
「自分以外は皆幸せである」と思うとさらに辛くなります。

誰もが羨むような幸せな人でも辛いことがあります。

また基本的に人は辛い状態から学べることが1番大きいという事実も忘れてしまいます。

ネガティブな思考や感情は絶対に無くすことは出来ません。
だからネガティブさを否定しても無駄な努力になります。

ネガティブさは本能

ネガティブな思考や感情は人が進化の過程で身につけたものなので消すことはできません。

ポジティブさとネガティブさはセットです。
だからネガティブさは積極的に受け入れた方がいいのです。

受け入れた上でなら過度なネガティブな思考や感情は完全には無くすことは出来ませんが抑えることが可能です。

ハッピーエンドの先にあるもの

これからハッピーエンドの映画を見る時は先のことを考えてみましょう。

恋愛映画で幸せになったカップルは結婚した後どうなるのか?

もしかしたら喧嘩ばかりして修羅場になり離婚するかもしれません。

悪を倒したヒーローはもしかしたらやることが無くなりうつになるかもしれません。

幸福の状態が普通で長く続くわけではないということが
理解できると辛い状態も同様だということが分かります。(辛い状態もずっと続くわけではない)

夢のない話のように聞こえますが現実を無視して夢を見続けることは長い目で見ればかなり危険です。

なぜならいずれ現実を見なければいけない時がくるからです。

また誰もが苦しいことがあるということを理解出来ると人にも優しくなれますからやはり現実的に考えた方がいいと思うわけです。



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