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北斎通りを歩く
錦糸町駅前に北斎通りがある。
江戸時代後期の浮世絵師で世界的な画家として評価の高い葛飾北斎は、90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしながら数多くの作品を残したという。
すみだ北斎美術館が北斎通り沿いにあるようなので、近くに来たついでに行ってみることにした。
北斎通りを歩いてたらそのうち着くだろうと思ったらなかなか着かない、、バスに乗ればよかったかな💦と一瞬後悔したけれど、地図アプリで見るとすぐ近く。
結局20分ほど歩いたら着いた🚶♀️
ちょうど良いウォーキング✨
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私の近くで同じように入り口で写メを撮っていたおばさま方は外国人(西洋)のグループ。
私と目が合うと皆さん満面の美しい笑みをくれた😍
さすが振る舞いがマダム💕
世界の北斎、やはり外国人観光客が多かった。
すみだ北斎美術館の入り口で、受付のお姉さんに「JAF会員の方は2割引きになります」と教えてもらい、以前デジタル会員証を作ったことを思い出して慌ててスマホに入っているであろうJAFアプリを探す。
あった❗️見つけた時には思わず笑みが溢れる💕
目が悪いので今はほとんど車の運転はしていないが、こういう時に使えるとは嬉しい😎
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1Fエレベーター前では指揮者の佐渡裕氏がお迎えしてくれた。
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世界の北斎
北斎の絵はすでに生前から外国で知られていて、例えばオランダ商館の医師として来日したフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796年から1866年まで)が、1832年から1851年までにかけて出版した自著『Nippon』の挿図に『北斎漫画』の図柄を用いています。しかしながら、その名がより広範に知れ渡ったのは、1867年のパリ万国博覧会を皮切りにジャポニスム(日本趣味)が起こってからです。この博覧会で数多くの美術工芸品とともに浮世絵が紹介され、その大胆な構図や明るい色彩は、従来のヨーロッパの絵画にはなかったものであり、ヨーロッパの芸術家たちに大きな影響を与え、印象派誕生のきっかけとなっています。
北斎に影響を受けた画家には、ビンセント・ヴァン・ゴッホ(1853年から1890年まで)やエドガー・ドガ(1834年から1917年まで)などがいて、ドガは『北斎漫画』を参考にした人物像を描いています。また、アンリ・リヴィエール(1864年から1951年まで)は、「冨嶽三十六景」を下敷きに「エッフェル塔三十六景」という版画シリーズを制作し、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家のエミール・ガレ(1846年から1904年まで)は、『北斎漫画』の鯉を図案に取り入れた花瓶を世に送り出しています。音楽家のクロード・ドビュッシー(1862年から1918年まで)も「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」に発想を得て、交響詩「海」を作曲したとされています。
このようにヨーロッパの芸術家に大きな影響を与えた北斎は、世界における評価が高く、1960年には、ウィーンで開催された世界平和評議会の席上において、世界の文化巨匠として顕彰され、また1998年には、アメリカの有名なフォトジャーナル誌『LIFE』が発表した『ザ ライフ ミレニアム』の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」の中で、日本人で唯一北斎が選ばれています。
北斎の作品で有名な「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がフランスの作曲家、ドビュッシーにインスプレーションを与えていたというのはどこかで聞いたことがあるけれど、それ以外にもヨーロッパの芸術家に多くの影響を与えていたというのを今回初めて知った。
江戸時代にこれだけ世界に名を知られ、90歳まで生き作品を作り続けるとは!恐るべし天才北斎である。
次回の企画展もまた観に来たくなった。
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