がんばりすぎるわたし

頻繁に出てくる自分がいます。

自分のことを、役立たずだと言いに来る自分です。

自分の食い扶持を確保できないあんたは・・・

すこしやる気を出したと思ったらすぐに寝込んで・・・

いつまでそんなことやってるつもりなの?

他人から言われれば、連絡を取らなければいい。

会わなければいい。

たぶん、家族と連絡を取らなくなったのも、このようなことを言われる気がして怖いというのがあるのです。

でも・・・

言われそうな気がしている人と連絡を取らなくなっても・・・

結局は自分の中にいる。

自分の中に、自分に厳しい人がいるから・・・

家族にもそう言われるような気がしてしまう。

他人に自分の心を映し見ているってことなんだと思います。

***

わたしは、なんで自分のことを役立たずだなんて思うんだろう。

主な理由は、“稼ぎがない”ってところです。

今は傷病手当で生活しているけれど、それが終わったらどうするの?という不安。

体調がいいときは、精神的な免疫力も高まって、

わたしなら大丈夫と根拠がなくても、なんとなくわかるのですが・・・。

疲れてくると、やっぱり不安になります。

そういうときは、今のことに集中して・・・

心身ともにしっかり休ませて、リラックスさせてあげられるように努力する。

ひたすら、あたため、寝て、充電します。

***

疲れ以外の原因としては・・・

自分で稼いで生きてるということが、自分の価値のよりどころだということです。

子どものころから、素直に甘えるのが苦手で・・・

自分がなんとなくお荷物であるような感覚がずっとあり・・・

親にも負担をかけないように、実はけっこう気を使っていたのです。

とくに、経済面で。

兄はおこづかいや携帯電話の使用料を親に頼っていたのに、

わたしはどちらも「欲しい」と言わないように我慢したり。

高校受験でみんなが公立高校と同時に滑り止めの私立高校を受けるのに、

「私立なんて、うちじゃ無理だ・・・」

なんとなくそんな気がして、受けなかった。

大学に進むときも、父の負担を最低限にするため、

仕送りを受け取らなくても生活できるように、いろいろ工夫をした。

そうして、できるだけ親から経済的に自立していること。

親に迷惑をかけていないことを、自分の拠り所にしていたんだなあと思います。

***

こうして振り返ってみても、すごくがんばっていると思う。

それなのに、いつも自分は不十分な気がしてしまう。

自信がなくて、不安で・・・自分をだめだって思うのです

もう十分がんばったんだから、いいじゃん。

そう声をかけても、、

「まだがんばれるところがあるはず!」

掃除し残したところを探すみたいに、

悪い子を探すナマハゲみたいに、

血眼になって、やることを探している自分。

休むことを許せずに、働けない自分にビシバシ厳しくしている。

がんばりすぎよ・・・あんた。

もういいから、引退して昼寝と庭いじりにでも精を出してくれればいい。

そんな気持ち。

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