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ふるさと納税の返礼品をSNSにアップしている奴には気を付けろ
こんにちは、元市役所税務課職員のじゅんです。
今回は、ふるさと納税の返礼品のお話です。
私は、ふるさと納税の返礼品をSNSにアップする人はあまり信用しない。
なぜなら、そいつはふるさと納税の返礼品をSNSに載せることでマウントを取っている可能性があるからだ。
ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄付をすることでその年の所得税と住民税が寄付金控除として控除され寄付した金額の3割に相当する返礼品がもらえる今やおなじみのお得な制度です。
ただし、多くの人が知っている通りふるさと納税の上限額、各自治体へ寄付をして寄付金控除を受けるための上限額は人によって異なります。
何によって、ふるさと納税の上限額が決定されるかというと翌年の住民税の所得割によって決定されます。
よくふるさと納税のポータルサイト等でふるさと納税の寄付金の上限額を計算するページがありますが、あのツールはあくまでその年の年収や扶養親族、所得控除の金額を打ち込むことで翌年の住民税の所得割を予想しその年のふるさと納税の上限額を仮で計算しています。
簡単に言ってしまえば、給料が高くて所得が大きければ、翌年の住民税の所得割額も大きくなり結果としてふるさと納税の上限額も大きくなる、つまりたくさん寄付してたくさん返礼品をもらえることになります。
なので、僕は、あくまで個人の意見としてですがSNSでたくさんの返礼品をいっぱいに広げて「今年のふるさと納税の返礼品はこんなに届きました!」というアピールは、「私は所得が高いので、こんなにたくさんの返礼品を受け取れます!」と主張しているように見えてしまいます。
ふるさと納税の仕組みはやや複雑で、寄付金控除のメリットを理解していれば確実に返礼品の多さと所得の大きさの相関関係は理解しているはず。
全員がそうだとは言いませんが、少なからず返礼品を自慢することで所得の高さを遠回りにアピールしている性格の悪い人もいるのではないでしょうか。