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"助演女優賞"編:第96回 米アカデミー賞 大予想!!

3月11日(日本時間)に行われる米アカデミー賞。

最高峰の映画の祭典の開催まで、残り7日
そんななかで今回は、オスカー主要6部門の中の一つである助演女優賞の予想をしたいと思います!

各部門のノミネーション一覧はこちら。


本命:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『ホールドオーバーズ(仮題)』)

※日本語字幕のないトレーラーです。

成績が悪すぎて冬休みの大学寮に幽閉される物語『ホールドオーバーズ(仮題)』。その作品より、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフがオスカー初ノミネーション獲得です。

日本公開は6月ということで未見なのですが、前哨戦で無双状態なので、ランドロフで間違いないでしょう。

対抗:ダニエル・ブルックス (『カラーパープル』)

スピルバーグの名作のブロードウェイミュージカル版を映画化した『カラーパープル』より、ダニエル・ブルックスがノミネート。

演じたのは、強く自立した女性のソフィア。ブロードウェイミュージカルでも同役を演じていたブルックスが、ダイナミックな歌声と演技で、強烈な印象を残しました。

ミュージカルやドラマで活躍してきた彼女。オスカー初ノミネーション獲得です。

単穴:ジョディ・フォスター(『ナイアド その決意は海を越える』)

Netflix映画『ナイアド その決意は海を越える』より、ジョディ・フォスターがノミネート。通算5度目のノミネーション獲得です。

演じたのは、ナイアドの親友ボニー。無謀な挑戦を陰で支えるチャキチャキのおばちゃんです。

こちらは「さすが!」の一言に尽きます。顔は完全にジョディ・フォスターで、雰囲気もジョディ・フォスターなんですけど、しっかりボニーという人になりきっている。老練の技を感じました。

『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2019)でノミネートされなかったので、なんと『ネル』(1994)以来19年ぶりのノミネート。ちなみに助演女優賞ノミネートは『タクシードライバー』(1976)までさかのぼり、37年振り。何の因果か、助演男優賞にデ・ニーロもノミネートされているので、プレゼンターとして2人が壇上に立つことも期待されます。

穴:エミリー・ブラント(『オッペンハイマー』)

『オッペンハイマー』より、エミリー・ブラントがノミネート。

演じたのは、オッペンハイマーの妻キャサリン・オッペンハイマー。オッペンハイマーの苦悩、そして暴かれる夫の秘密。悲劇を生んだ天才に一番近かった人物を、悲哀に満ちた演技で描きました。

『プラダを着た悪魔』(2006)から始まり、最近では『クワイエット・プレイス』シリーズへの出演でも知られる人気女優。これまで英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞へのノミネートはありましたが、意外や意外、アカデミー賞には初ノミネートです。

ただ出演時間が短いので、受賞は厳しいかな…。

大穴:アメリカ・フェレーラ(『バービー』)

『バービー』より、アメリカ・フェレーラがオスカー初ノミネート。

ケンにバービーワールドを乗っ取られ、落ち込むバービーたちを鼓舞するグロリアを演じました。特に、大演説のシーンは素晴らしかったですね。

米ドラマ『アグリー・ベティ』で主演を務め、ゴールデングローブ賞とエミー賞を受賞したフェレーラ。ただ今回は、映画の作風からオスカー受賞は厳しいと思います。ノミネートだけでも十分すごいですけどね!

前哨戦の結果

●ゴールデングローブ賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
『ホールドオーバーズ(仮題)』

●英国アカデミー賞(BAFTA)
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
『ホールドオーバーズ(仮題)』

●全米映画俳優組合賞(SAG Awards)
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
『ホールドオーバーズ(仮題)』

前述した通り、『ホールドオーバーズ(仮題)』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフが主な前哨戦を全て受賞しています。これはもう…決定的と言っても過言ではないと思います。

『ホールドオーバーズ(仮題)』は6月21日から日本公開の予定。早く観たいっ!


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