「生き方」自分にしか付けらない色
こんにちは!
じゅんじです。
さて、この記事が投稿されている頃には
僕は長野県売木村の標高1000mの森の中にいます。
前回の記事でもお伝えしましたが
テントは持たずに最低限の道具だけを持って、
自然の中で生きる術をあれこれと考えて
森の中にいます。
シェルターはどのようにつくれば少しでも心地よくなるのか、
水はどのようにしたら飲めるのか、
火をどのように使えばいいのか。
森の中でおこる様々な現象を五感を使い観察をして
自分の中にある野生的な生きる術とリンクさせていく…
「自然との暮らし」にどこまで僕が感じ取れるのか…
色んなテーマがこの森での3日間で思い当たります。
僕の生活や仕事での軸になっていることが
「自然とつながる暮らし」です。
今回のこの貴重な経験は
今後の何かに変化を訪れさせてくれるような気がしています。
その変化はすぐに気づけることはないでしょう。
でも「あのときのあれが!」と思える日が訪れます。
過去に経験したことは
自分にしか訪れさせることができない変化を
つくってつくれます。
これまでの僕の経験がそうでした。
家族=「帰属意識」
ぼくは一年前、
仕事と家を失って、
石垣島で半野営生活を送ることになりました。
半野営生活では、
「建物」という家の概念が
「まち」になりました。
洗濯、食べる、寝る、シャワーを浴びる…
それぞれ生活をする場所が多在して、
家は「まち」になりました。
僕のなかで家の定義が広くなると、
家族の概念も広くなりました。
僕が半野営生活をしていた場所は
現地で知り合った農家さんの農園でした。
その農家さんがぼくにとって
家族のコミュニティだったんです。
「家族」を考えてみると
「一緒に住んでいること」や「血筋がつながっている」、
「支援されていること」などが思い当たります。
AIに聞いてもそんな感じの答えがかえってきました。
そして「家族」を考えて出てくるものが
「帰属意識」だと思います。
"帰りたくなるコミュニティ"を
この石垣島で感じたんです。
僕に住んでいいことを許可してくださった農家さんには
めちゃくちゃにお世話になって、
僕の生活をつくるうえで色んなサポートをくださいました。
雨をためるタンクや
シャワーを浴びるための環境を整えてくださったり、
また一緒に政治や社会課題のことを話しあったり、
一緒に石垣市議会に傍聴しに行ったり、
石垣島のあちこちを案内してくださいました。
コミュニティに帰りたくなる
またその農家さんに紹介してくださったコミュニティにも
ぼくの中で「帰属意識」が湧いてきました。
そのコミュニティでは
無農薬無肥料で育てられたお米を
コミュニティ内で共有されていたんですね。
田んぼの持ち主がいて、
その方が先導していくつかの家族で集まり
一緒に育て、一緒に収穫して。
主食となるお米をみんなで共有するコミュニティ、
その中に入らせていただきました。
温かく受け入れてくださり、
ここからまた僕の中で「家族」の定義が広がっていったんですよね。
そのコミュニティで出会った
森のようなお庭がある素敵な小さなカフェを営むご夫婦からは
僕が半野営生活をしていることを知って
僕のためにご飯をつくって持ってきてくれました。
ちなみにそのカフェは
オーガニック&ヴィーガンの料理を提供していて
僕が今まで食べた中で一番美味しいヴィーガンのお店です。
僕は石垣島を離れて
今は静岡県浜松市に住んでいます。
帰属意識がうまれて
僕は「石垣島に行きたい」という想いよりも
「石垣島のあのコミュニティに帰りたい」
という想いです。
面白いですよね。
仕事も住む場所も無くなったけど、
得たものはかなり大きくて
むしろ仕事も家もあのとき無くなってよかった!
と思っています。
「生き方」って、
仕事も家も大切だけど
本当にそれぞれだし、
それぞれに自分にしか付けられない色があります。
その色を好きにならせるのは
たくさんの価値観や経験から
好きにならせることができると感じています。
すごく勝手なことを言っていますが、
とりあえずこの気持ちが
届く人に届いてほしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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▼前回の記事
▼YouTubeチャンネル「じゅんじ@自然とつながる暮らし」
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