ブロック
実戦でのブロックには4つの目的があります。
キルブロック : 相手スパイクを直接ブロックして得点する。
エリアブロック : ブロックで相手のスパイクコースを限定し、ディグの範囲を限定する。
ソフトブロック : ブロックでワンタッチして、相手のスパイク威力を緩め、ディグをしやすくする。
プレッシャーブロック : 相手スパイカーに心理的プレッシャーをかけてミスを誘う。
そして、良いブロックをするために重要なポイントは5つあります。
ブロックのジャンプの高さ
相手がスパイクを打ってくるタイミング
ネットに対して正面に体のブロック面が位置する
ブロックヒット時に体幹・肩・肘・手首・指の各関節を固定する
ネットに触れないように身体をコントロールする(ブロックでネットに触ってしまうとタッチネットという反則になる)
ブロックのジャンプの高さを出すためには、スパイクジャンプのようなスイングや助走の仕方が必要であったり、ジャンプ力をアップする必要がありますが、これに関しては、練習や試合、トレーニングで得るものです。
その他の4つも同様です。
小・中・高校生のブロックでの特徴は、小学生バレーボールでは、フリーポジション制(6人制でローテーションがない)を採用しているため、全員ブロックすることはなく、身長の高い子だけがブロックをすることが多いです。
中学生バレーボールも小学生同様に全員ブロックすることはなく、身長の高い子だけブロックすることが多いですが、地区大会でベスト8以上に入る強豪チームになるとほとんどの選手がブロックができるようになります。
高校生バレーボールは、骨格がしっかりしてきますので、ほとんどの選手が全員ブロックができるようになります。
後半は、ブロックでのケガについて私のトレーナー経験を交えながら解説していきます。
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