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仕事は複数あっていい

 今、僕は会社員をしながらラッパーとして音楽活動をしている。最近では、複数の仕事を持つことに寛容になってきたけど、僕が20歳くらいの時は「一つの仕事に注力せよ」という雰囲気があって、会社員でありながら他の何かをしていると「中途半端な人」と烙印を押されることもあった。

 僕は昔から「表現する人」になりたくて、就職をしてからもDJしたり、小説を書いたりしてきたけど、特にFacebookとかは会社の人とも繋がってしまったりするので、創作活動をしていることをアピールはできなかった。投稿を見た人に「仕事に集中しろ」とか「遊んでる人だね」と言われてしまうから。

 だけどもうそう言う時代ではない。SNSを見ると複数の仕事をしていると書かれているプロフィールをよく見かけるし、そう言う人と話すと話題も豊富で面白い。もちろん一つのことに集中している人は凄いと思うし羨ましくもある。だけど、「俺はこれだ」と誇れるものを見つけることはかなり難しいことで、今も昔も「そうなのかな?」と迷いながら生きている人が多いと僕は思っている。

 だとしたらいろんなことをやればいいし、そんな自分を誇ればいいと思う。様々な世界を知っていることはどちらの仕事にも役に立って相互に良い影響を与える事もあるし、むしろ色々なことをできる人は多才であると僕は思っている。そして今やっとそんな人たちが認められる時代になったことを嬉しく思う。

 僕の仕事は会社員兼ラッパーです。会社の社長もそのことを知っています。そして応援してくれています。もちろんいつか、ラッパーだけで生活できたら嬉しいけど、今のこの肩書きをしばらくは楽しんでみようと思っています。

#私の仕事

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SONE
僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。