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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2020年5月の記事一覧

ディオールと私、の好きな料理

クリスチャン・ディオールのデジタルcookbookが公開 ファッションと音楽にはそんなにくわしくないぼくですが、そんなぼくでも知っている「クリスチャン・ディオール」。 戦後を生きる女性たちの指針となるようなモダンな既製服をデザインし、そのさらなる活躍が期待されつつも、1957年にわずか52歳で亡くなった彼にゆかりのあるcookbookが、死後に限定発売されていたのをご存知でしょうか? 今日はそのcookbookが電子化され、無料で読むことができるというニュースをお伝えした

ほしいものが、あげたいもの

母の「月」に贈りたいcookbook10選 新型コロナの感染対策として密集を避けるため、今年は5月がまるまる「母の月」なんだとか。 だったらこんな記事を取りあげても、時期遅れではないですよね。 雑誌『フード&ワイン』が母の日にプレゼントしたいcookbookを特集していました。 挙げられているのは、新旧バラエティ豊かな全10冊。 『フード&ワイン』の編集者たちが自分が母親にあげたい、あるいは母としてもらいたいcookbookを、個人的なエピソードとともに語っています。

戒厳令下のピクニック

パリジャン気分が味わえるcookbook これを書いている時点で、5月31日までの全国緊急事態宣言の延長が決定になりました。 梅雨までのあいだの、せっかく気候の良い時期に家にいなければならないんだったら、家でピクニックごはんを作って食べるのはいかがでしょうか? 今日はピクニック好きのパリジャン/パリジェンヌからヒントをもらえるcookbookをご紹介したいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

いまに役立つ100年レシピ

第一次世界大戦中のcookbookから学べること 何か困ったことがあったならば、歴史に学ぼう。 新型コロナウイルスの影響で、世界では食糧不足の懸念が高まっているんだそうです。 逆にせっかくたくさんあるのに、行き場を失った食材も……。 「給食がなくなって牛乳があまっています」「豆腐があまっています」といったSNSでの投稿も、もはや見ない日はないくらいですよね。 いままで以上に無駄のない食品消費が求められているいまだからこそ、歴史に学ぼうということで、フード情報サイト「デ

「シェフとして生きる」をカッコよく変えたひとたち

70年代、80年代のアメリカフードカルチャーの記録 ふだんククブクの記事を書くためにいろいろとネットを巡回して情報集めしているのですが、先日こんな書籍が目に入りました。 コックコートに身を包んだ、ロックバンドのような4人組。 格好いい! 思わずジャケ買いしそうになってしまいました。 タイトルの『Chefs, Drugs and Rock & Roll: How Food Lovers, Free Spirits, Misfits and Wanderers Creat

燻製塩を顕微鏡で見るかい?

ニック・シャーマの新刊が10月発売 ぼくが登録している、cookbook批評家のポーラ・フォーブスによるメールマガジン『Stained Page News』。 4月22日配信号に、うれしい新刊のお知らせがありました。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

外に出なくてもひとは何かを食べるから

はじめてのユダヤ料理にうってつけのcookbook 4月に全8回にわたって連載した、春の新刊cookbookのストーリー。 そのなかでもぼくがいちばん心惹かれた一冊が、この『Eat Something: A Wise Sons Cookbook for Jews Who Like Food and Food Lovers Who Like Jews』でした。 もう少し詳しいレヴューが読みたいなと思っていたら、Eaterのサンフランシスコ版に載っていましたので、今日はそれを

2020年ジェームズ・ビアード賞、候補作発表!

13部門、36作品の争いに 「食のアカデミー賞」とも言われる、ジェームズ・ビアード賞の候補作が今年も発表されました。 本来であれば4月24日にニューヨークで授賞式が予定されていたこの賞ですが、今年はCOVID-19のせいで延期されることが3月時点で発表されていました。 アメリカでは経済活動の制限解除が段階的に進んでいくみたいですが(早い……うらやましい……)、それを踏まえたうえで、まずは受賞候補者たちの発表となったようです。 cookbookの部門についてまとめている「

料理は見つめ直すきっかけもくれる

「イギリスの朝の顔」の新刊を苦肉のレヴュー ジェイムズ・マーティンといっても、除菌用アルコールじゃないですよ。 イギリスの料理番組司会者のほう。 今日は彼が今年3月に出した最新のcookbookをご紹介したいと思います。 情報元はイギリス「デイリー・テレグラフ」紙WEB版に4月7日に掲載された以下の記事です。 それでは、いつものように見ていきましょう。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!