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[外資系企業]そりゃあコミュニケーションで苦労するよなって再認識した件

今日も一日お疲れ様です、おうちOLです(`∀’)ノ
外資系旅行会社でフルリモートワーカーのアラフォーでございます。
仕事始めの1週間、なんやかんやで忙しさに追われてもう週末です!早

新年が始まったということで、前回は今年のゴール設定を共有しました。

この記事の、外国人同僚により振り回されないためにという項目で、日々のイライラ度を少しでも抑えるためにも異文化についてもう少し深掘りするために本を読む!と私は一丁前に宣言しております。

今回はそもそも、なんでこのような思いに至ったかというキッカケについても触れておきたいと思います。


やっぱり漫画から学ぶアラフォー

皆さんは、漫画の「へうげもの」を
ご存知でしょうか?

主人公の織部

へうげもの』(ひょうげものラテン文字表記はHyouge-mono)は、山田芳裕による日本漫画作品。
戦国時代織田信長豊臣秀吉に仕えた戦国武将・古田織部を主人公として描いた歴史漫画作品。雑誌掲載時の欄外のあらすじでは毎回「これは『出世』と『物』、2つの【欲】の間で日々葛藤と悶絶を繰り返す戦国武将【古田織部】の物語である」と紹介されている。

wikiより

ウチの旦那がこよなく愛する漫画の一つで、我が家に全巻揃っています。
(そんなことどーでもいいですね、笑)
実は我が家に揃えながらも、途中までしか読んでいなくて、最終巻は未読だったワタクシ。この年末年始休暇に読破しました。

「へうげもの」を読んでいて、
私はふと思いました。
日本人ってこんなにも昔から、行間や空気を読むことに長けすぎじゃね?と。
手紙の書き方、俳句、贈答品、客人への振る舞い等から、裏の意図を読み合うことが普通に描かれているんですよね。

例えば、明智光秀が織田信長からもらった八角釜を使う機会で、彼が信長に対して実際はどう思っているかを推し量る描写があります。

私の手が写っててすみませんが、、、

ざっくり説明しますと、光秀は茶道のマナーや道具の使い方を知っているにも関わらず、わざわざ信長からもらった八角釜を本来の使い方とは違った使い方をしています。
織部は光秀が八角釜を見せてくれたことで、光秀は信長に対して忠誠心があると思っています。でも千利休(上図の帽子被った人)は、本来とは違う使い方をした点で、アピールしすぎ=信長への忠誠心を誇張してみせる→裏を返せば忠誠心は消えていると気が付きました。

こんな些細な所作から裏の意図を見破るなんてすごいと思いませんか?

いやいや、これ漫画ですがな、、、って思われるかもしれませんが、大なり小なりこういうことって昔から日本では普通に行われてきたことだったのではないでしょうか。

上に挙げた描写はその一例ですが、「へうげもの」には他にもこのような意図を読み合うような場面が何度も出てきます。
現代になっても日本人が空気や行間を読んだり、暗黙の了解を認識することができる人が多いのは、このような文化背景があるからなんだろうなあって、ミョーに自分で納得してしまいました。なんか忘れてましたけど、日本が特殊だったわ。

だから異文化コミュニケーションは難しい

お恥ずかしい限りですが、今まで私は結構な頻度で外国人同僚にブチ切れてきました。(ハッキリその怒りを伝えたことや、心の中で押さえたことも含め) これとかね、、、👇

ブチ切れる理由にはいくつかありますけど、一番大きい理由は何でこんなこともできないの?って思うことが多々あるからなのですが、そもそも私が思っている「こんな簡単なこと」は、相手にとっては簡単ではなかったかもなと、「へうげもの」を読んでいて思ったのです。

考えてみれば、言葉や書面にない表現/意図を汲み取るって日本人特有の能力ですし、こんなもん(褒め言葉)を外国人に求めている自分が奥底にいるから普段イライラするのかもー!と反省しました。(ちょっどだけ)
いや、日本人と外国人の働き方や価値観は違うって頭では分かっていますし、経歴も長くなってきた今では十分言い聞かせてきたことなのですが。
知らずして相手に期待しすぎていたし、日本で言うところの効率が良いと思われる対応を求めすぎていたのかもしれないです。

あれ?なんかディスってるみたいな書き方ですけどそうではなく。
「へうげもの」で見られたような文化背景を考えると、多国籍チームで同じようなことを期待しても、そりゃー伝わらねーわ!と改めて気がついたのです。違い過ぎるもの。そりゃあコミュニケーションを取るには大変に決まってます。

でも違うと言うことは誇れるものだなあって思いませんか?日本人の文化に染み付いている細やかさや、思慮深さも含めて日本人の持ち味ですし、それを活かすも殺すも自分次第なのかなと思っています。
キミ日本人ぽくないよねえ(どう言う意味?)と外国人にも日本人にもよく言われる私ですが、日本人らしさはやっぱり残っているものですよね笑

話が外れてしまいましたね。このように「へうげもの」を通して、文化背景が違えば何もかも違って当たり前と再認識しました。ってことは異文化をもっと勉強したら、傾向と対策が見えてスムーズなコミュニケーションが図れるのでは?と思った次第です。
(だから前回の記事で取り上げた本を読もうと思った)

もっと知識が付いたら、相手を手のひらで転がす(言い方!)こともできるのでは?と私の中の織部が申しておりまする。
相手を手のひらで転がすって、聞こえ悪いですけど時には必要だと思うので、織部のようにへうげて仕事ができようになったら一丁前の域かなと思うことにしました。そしたらイライラも少なくなる気がする、、、。


ま、あくまで漫画上の織部はんですけどね。

あ、まあ勉強したとてイライラすることはあるだろうし、これからも言うことは言っていきますし、Noも言うし、多分愚痴もnoteに書きます(笑) 
こういったイライラや試行錯誤も異文化理解への道なんでしょうね。
だから愚痴を書いていても、外資系企業で働くって面白いと思えるのかもしれません。少なくとも私にとっては。

それでは、また!



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