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普通な女子大学生が処女を捨てるまで

お久しぶりです。

就活頑張ってます。性欲溜まってきたので、こんな話題で久しぶりに文章を書き殴りたくなりました、すみません。

私が処女を捨てた時の話を思い出しながら綴ろうと思う。懐かしいなぁ。


20歳の時のお話。

私は性欲はあるものの、なかなか行為には及ばなかった。怖かったから、だって知らないものだから。

中学生の時に1人、高校生の時に1人、大学1年生で1人、彼氏がいた。どの人ともヤってない。中学生の時は家に遊びに来てって誘われて、高校生の時はしてみたいって誘われて、大学1年生の時はまだ一緒にいたいって誘われた。

みんな好きだった。けど、この人とはヤれない。そう思ってた。この人は嫌、、。本能がそう言ってた。

初めては好きな人とってよく言う。だから私も好きな人としたかった。だからきっと今までの彼氏は好きだったけど、本当の好きじゃないんだなって思ってた。


20歳、私は他大学の男の子と知り合った。

この人とならヤりたい。そう思った。

背が高くて、塩顔で、お洒落で、煙草吸ってて、運動できて、話し方や声が物凄くエロかった。

これまで4人の人とお付き合いして皆とヤったって言ってた。高校2年生で卒業したって言ってた。きっと、ワンナイトもあるだろう。だって、声を大にしては言えないバイトをしたことあるって言ってるから。

「なんで別れたの?」「浮気されたから。」

嘘だな。すぐわかる、浮気した側なんだろうな。わかる。

その人は嘘が上手だった。世の中を生きるのが上手だった。利用して利用されて最小限の努力で困らない程度に成果を出して生きてる。

上手に生きてた。ハリーポッターならきっとスリザリンに入寮するタイプだ。


彼と一緒に飲んだ。

駅に着いた時、どこ行くの?と聞いたら、こっち、とただ歩いて行った。よく行く居酒屋らしい。

この駅もこの居酒屋も初めてだった。

居酒屋で飲んでる時、何を話したか覚えてない。けど楽しかった。


彼は私をあまり見ない。目が合わない。会話の中で視線が絡み合ってもすぐそらす。

私がスマホをいじったり、店内を見渡したりよそ見してる時、私をガン見してるその視線には気づいてた。


この会話だけは覚えてる。

「なんかこれ言うの恥ずかしいんだけど、恥ずかしいって言うか緊張するなぁ。」

「何??」

「俺、付き合う前に身体の相性確かめたいタイプなんだよね。」

「良いんじゃない、そう言う人もいるよね。」

「…。よかったぁ。これ言うと引かれるとかあるからさ。なんかさ、そうなんだよねぇ笑」

察した。

「もっと頼んで良いよ。」

「じゃあこれ食べたい。」

「いいよ、それ飲んだら、食べたら、次行く??」

「うん、そうだね。」

(次あるんだ。一軒だけじゃないんだ。ふーん。)


店を出て、これからどうしよっか。と言ったら、コンビニ寄りたい、と言った。私は良いよって言った。


彼がコンビニ向かって歩く少し後ろをついていった。背が高かった。肩が広くて足が長かった。もう好きだった。

それを見つめながら、やっぱり今日この人に抱かれるのかな。私初めてって言ってないなぁ。むしろ、1人としかした事ないって嘘ついたなぁ。ごめん。

どうしよう、さっさと処女卒業したいのに、断る理由考えてる。ちょっと怖い。

けど酔っててよくわかんない。駅どっちだろう。とりあえずこの人についていこう。


「何飲みたい?」

「ん?お酒買うの?」

「そうだよ。俺はこれが良い。」

「ん、どこで飲むの?公園?」

「まあそこらへんで。どれにする?」

「えっと、じゃあ、、、これで。」

「チャミスルも飲も?」

「いいよ、お酒弱いのにいいの?」

「いいよ笑笑」

今思い返すと、ここまで持ち帰り偏差値に違いがあるとは、驚きだ。私は察しが良くて察しが悪い。嘘を見抜けて嘘を見抜けない。

彼はきっと何回もしてきたんだろうな、今はそう思う。けどその時はただ流されてた。


お会計後、

「どこ行くの?」

「こっち」

歩く。分からなかった。全部が。

初めてだから。

彼が地下に通じる階段を降り始めた。

「え、ここどこ?これ何?」

彼は振り返って言った、

「漫喫だよ?」

「あ、そっか。」

私は初めて満喫に入った。知らなかった。2人で完全個室に入った。彼が部屋を選んだ。


お酒を飲むだけの時間。ゲームをしてただ、飲んだ。

ゲームに負けてチャミスルをそのまま口をつけて飲んだ時、ガバッとたくさん飲みすぎた。

「んっ…!」 

「あっ」

口から少しこぼれた。片手で覆って、彼に必死に

「て、、ティっし、しゅ、取って。」

音だけで伝えた。口いっぱいにチャミスルでなに言ってるかわからない。

もう片方の手でティッシュを指差し、取ってもらった。

口から溢れ出る液体を恥ずかしがりながら私は拭った。


「可愛い。まじで可愛い。」

「…え、、。」

「可愛いよ」

「そんな言われ慣れてないから分かんない。どう反応するのが正解?」

「可愛いのに、言われ慣れてない感が可愛い。言われ慣れてないのわかる笑」

なんの流れか忘れたが手に豆がある事を伝えた。

「もうほとんど消えたけどね。部活でたくさん作ったの当時はね。」

「え〜そうなんだ。」

「ほら、見て。」

彼の目がニヤってしたのを何故か感じた。

差し出した手を優しく彼はなぞった。

「ほんとだね、ちょっと残ってるね笑」

「ね、残ってるね。」

分からなかった。始め方知らないよ。

「これ食べる?」

「うん、食べる。」

スプーンは1つしか貰わなかった。私が1つしか貰わなかった。

「先、食べていいよ。」

「ありがとう。美味しい。食べる?」

「うん」

食べた。2人で並んで食べた。

「ねぇ、いい匂いするね。」

「え?」

「こっちに顔近づけて食べる時、いい匂いする。もう一回食べて?」

「なにそれ笑」

食べた。

近づく顔、嗅がれる首筋、鼻息が、吐息が私の肌をかすめていった。

「いい匂い。」

「笑笑」

「もう一回食べて?」

「…。ううん、もう食べない。お腹いっぱい。」

私は逃げた。

彼は拗ねてしまった。スマホをいじり出した。

さっきまで私に注目してたのに、私しか見てなかったのにスマホをいじり出した。

途端に悲しくなった。私はテレビを見た。笑ったりした。あ、これ知ってる。とか言ってみた。

すると彼が、

「ねぇ、これ見る?」

スマホを差し出してきた。寝そべりながら。一緒に寝そべって見た。なにを見たのかさっぱり覚えていない。


「俺シャワー浴びるけど浴びる?」

え、シャワー…??あるんだ?なぜ?

「いい。浴びない。」

「そっか、俺浴びてくる。すぐ戻ってくるね。」

今思えば、きっと彼は、よく、

シャワーを浴びてきたんだろうな、ここで。何度も。

今思い返すと、チクッて胸が痛い。何でかな。


彼がいない1人の時間。ぐるぐる、ぐるぐる、ずっと考えた。

抱かれる?抱かれない?

考えてた。彼が戻ってくるのは長く感じた。早く来て。

今思い返せば、きっと数分しか経ってないのに、

私は1缶開けて飲み干していた。眠かった。もっとずっとクラクラした。

彼の飲み掛けのお酒も飲んだ。酔いたかった。もういっそ、覚えてないくらいに、私がおかしくなっちゃうくらいに、必死に飲んだ。

酔っちゃえばいい。そう思った。


彼が戻ってきた。

「ドライヤーもできるんだよねえ、ここ。…あれ?眠い?」

私はぐったりしてた。

「うん」

「電気消そうか?これクッションあるよ。枕にする?」

「うん」

クッションを貰った。置いた。そこ目がけて、ずんって寝そべった。もう寝たかった。

「酔ってるね。飲んだの?これ。全部?」

彼は私の空っぽのお酒を空缶をカラカラ振った。自分のお酒もふった。まだ残ってる、これ美味しいよね、って言って彼も自分のお酒を飲み干した。

彼も私の方を見ながら寝そべった。


電気が消えた。寝たかった。言い訳だった。




「もう寝たの?」

「うん」

「起きてる?」

「うん」

「ねぇ、添い寝したい」

「…うん」

「そっち向いて」

「うん」

反対側を向く。


ぎゅっと、背中から抱きしめられるのを感じた。あったかかった。

すごく物凄く甘い声で彼は言ったの。

「いい匂いする」

私の首筋をずっと嗅いでる。

「柔軟剤?なにこれ。めっちゃいい匂い。何の柔軟剤?」

「知らない。1番安いやつ。」

違う、これは香水の匂いだよ。っては教えなかった。



すごく本当にすごく甘い声で彼が聞いてきたの。いまだに彼の声を覚えてる。

首に彼の息がじわぁってかかる。

「ねぇ、付き合おうって言ったらあり??」

「…。」

「…。」

「あり、かな、、。」

「え、ほんと?本当に?嬉しい。付き合いたい。」

「…。いいよ。」

「え、嬉しい。ほんと?」

「…。」

「こっちみて。」

振り返った。ずっと私を見てた。視線なんか晒さないでずっと。

「嬉しい。」

「うん。」

「来て。」

「…。」

動けなかった。

彼の方から私に近づいてきた。

私を仰向けにさせて、私にくっつき、少し顔を近づけてきた。

「ちゅーしたい。」

うなずく。

キスされた。普通のキスを2回された。

舌を入れられた。私は咄嗟に顔を背けた。

「待って、私キス上手くないの、。」

顔を両手で覆った。恥ずかしかった。

「いいよ?そんなの。」

「…。」

手をどけてみると、

再び舌を入れられた。優しかった。ねっとり優しくずっと舌を入れられた。

舌を入れられるたびに声が出た。

……。








今日はここまで、続きもすぐあげる。

身バレするかな。今はもう会ってないけど、これ見たりするのかな、彼は。

もう一回、会いたい。ごめんね。

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