面白くなってきた。岡山の作家たち。
進捗
にわかに、物語作りが活気付いている。
なんだか、もう、こだわらないで、ダラダラと好きなものをつまみ食いしながら、
小説や映画や漫画や、
好きなものを読んでいたら、
だんだん元気になってきた。
で、今朝、ふうっとまた別の小説ネタが思い浮かび、その設定やあらすじを考えていたら、面白くてたまらない。
メモ書きしながら、設定を書き書き。
似たような話を書いている人いるだろうなあと思って、リサーチ。
調べたら、案の定、結構人気のモチーフらしく、すでに色々と小説化されている題材ではある。
でも、そこまでメジャーなモチーフでもないので、
設定の差別化をはかって、他の方とは違うテーマやメッセージにしていけば、それはそれで良いのではと思い直した。
というより、これは個人的に思い入れのあるモチーフなので、何はどうであれ、とにかく形にしようと。
小説講座では、次は時代小説を書きますって宣言したのに、寄り道しまくってる。
でも、リハビリがてら寄り道して、モノを書く楽しみを思い出せたら、
その前進力で小説講座の宿題も着工できる気がする。
とにかく、頭で考えすぎずに、書いてみます。
ちなみに、つまみ食いの一つが、岩井志麻子さんの小説。
数年前に必要があって、古本屋で岩井志麻子さんの小説を何冊かまとめ買いした。
それを、いまさらになって読んでいる。
今や、テレビで強烈なインパクトを残す人になっているが、あれは人に求められてのもの。
本業の小説はなかなか良いと思う。
岩井さんの小説は二つのタイプがあって、
岡山を舞台にした歴史ホラー小説と、
実体験などをもとにした、性愛がテーマの現代小説。
現代小説も、人間の欲望を直視する視点があっけらかんとしてて、
人間を見る目がすごいなあと思う。
なにげにその人間観察眼に感心しながら読んでいる。
あのオバはん、ただものではない。
決して嫌いではない。
むしろ好き。
そして、やっぱり本領発揮しているのが、明治期のホラーもの。
文体がすごい。
語りがいい。
説経節というか、民謡というか。
岩井志麻子さんも、岡山女。
小川洋子さんも、岡山女。
同じ岡山に、こんな才能が!!
で、内田百閒も岡山だっていうんだから、岡山って・・・・・・。
西日本の人、
もしくは、ミステリー好きな人には、わかる人にはわかると思うけど、
岡山、鳥取、島根あたりは、
田舎、かつ、妖怪繋がりと私はみている。
岡山は桃太郎伝説あるし、実際、鬼がいたなんて伝説もあったり。
なんか、ふしぎな世界が生き生きしているというか、
ふしぎな話が生まれてくるのはわかる気がする。
土俗的な不思議な世界というか、土着的な何かある気がするんですよね。
それを言ったら、四国も結構まだまだ前近代的な不思議な世界が残ってる。
坂東眞砂子『死国』はそれをゴッタ煮にしたようなもの。
映画版だけ見たけど、ちょっとチープだった。
敢えてフィクションにするために、作者がチープに加工したんだろなあ。
リアルに書いてしまうと、ほんとか?って確かめにきちゃう人もいそうだから。
私はホラー苦手なのに、勉強のためにと、岩井さんを読み、坂東さんは映画を観てみた。
岩井さんはホラーというジャンルだけど、そこまで怖くないんだよね、個人的には。
まだ、幽霊が出てこないからかも。
(幽霊が出てくる作品もあるかもしれないけど、また当たっていない)
謎解きしていくと、人間の業に行き着くようなオチになっていて、腑に落ちるし、
情念系が好きな人間にとってはしっくりくる。
「死国」は無駄にホラーホラーしてて、怖がらせようとするから、少し苦手だった。
でも、だんだん後半になると、話や人間関係がチープなので、
怖さが減少していった。
映画版の感想はそんな感じだったけど、小説もそうだったのかな?。
まとまりのない文章になりましたが、
今日はこんなところで。
さてはて、読み散らかしている本から、続きはなにを読もうか。