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Reticular Activating System

おはようございます。TICEコーチ小野寺です。
網様体賦活系(RAS:Reticular Activating System)は必要な情報以外を遮断する脳機能です。
五感で感じる情報を脳が全て受付ると計り知れない情報を処理することになります。RASが遮断することにより見えなくなっているものをストコーマ(盲点)と呼びます。

RASを通過している情報とは昨日までの記憶にある重要なことです。しかし過去に記憶した重要なことも大量にあるので、脳は重要なことを本当に見ているかというと実は見ているふりをしている。つまり手抜きをして見てもいないのです。重要と判断したことがRASを通過して認識しているので、過去の記憶を繰り返しているということになります。
なのでコンフォートゾーンも繰り返し居心地の良い現状を維持しようと働いているのです。また安全であると確認できている情報は生命維持にとても重要な記憶ということになりますが、それ以外も安全と同様に取り扱われているのです。例えば年収500万円のコンフォートゾーンに居る人は急に年収1000万円になるとコンフォートゾーンを外れるので無意識が何とかして自分に相応しい年収500万円に必死に戻ろうとします。

成長した結果「自分に相応しい」と認め、新たな行動や判断に変わることができる方法。それは「はゴール設定」です。
ゴール設定とは古い秩序を壊して新し秩序を手に入れることです。
秩序とはこれが正しいと思っている判断や行動であり信念です。基準値を外れると不快になったり情動優位となり冷静さを失います。年収500万円の人が宝くじに当たって10億円手に入れると冷静さを失いそうですね。
新しい秩序とは未来に設定した現状の外のゴールです。

現状の外とは遥か遠く離れたところを意味します。
近い所はすぐに達成することを脳は知っているので変わろうとしません。違和感が大きく霞んでいてはっきりと見えないくらいが良いのです。
無意識はゴール設定されると必要な情報を集め始めます。重要と考える情報が今までと変わることです。遮断されていた情報をRASは必要と思いフィルターを通すことでストコーマが外れ成長する為に必要な重要な情報が手に入り始めるのです。

新しい秩序をつくるのです。そこがコンフォートゾーンになると元に戻りません。習慣が変わり信念が変わり、秩序が変わりコンフォートゾーンが変わります。脳の機能を使いフリーフローです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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