小泉八雲 『雉子のはなし ーSTORY OF A PHEASANTー』 田部隆次訳
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こんにちは、夜半侍士です。今回は小泉八雲 『雉子のはなし ーSTORY OF A PHEASANTー』 田部隆次訳 です。
出典は、小泉八雲 田部隆次訳 雉子のはなし STORY OF A PHEASANT (aozora.gr.jp)さん。さっそく読んでいきましょう。
……田部隆次訳?? 小泉八雲って日本人じゃないんだ!?!?(無知)
調べるとイギリス領で生まれた人らしい(歴史に詳しくないのでふわっと書く)。日本に帰化したらしいけど当時の帰化って相当ハードル高そう知らんけど。
閑話休題。本文に入っていきましょう。
…尾州遠山ってどこ?(検索する音)…長野愛知岐阜らへんらしいです。とりあえず山奥ってことね。そこに若い夫と妻が住んでて、妻の夢に義父が出てきた。
死んだ人が非常に危険な目に合う…妙だな…?二人も戸惑ってますね。いったい何のことやら。
朝ご飯を食べたあと、それぞれ労働。騒ぎを聞きつけて見に行くと、雉子が追われていて、家の中に飛び込んだ。
これ…義父じゃね?ってことですね。生まれ変わりなら死んだ人が助けてって言うのもわかるし。
雉子は不思議なことにすっとつかまり、嫁は米櫃に記事をしまう。米櫃に雉子をしまうな。衛生上どうなんだそれは。
役人の目が節穴~~~~。御嫁さんもすごいですね。大胆にもって書かれてるってことは、わりと役人に嘘を吐くってハードル高い気がする。
旦那が家に帰ってきましたね。妻から話を聞き、雉子を見ると、片目が盲目だから、きっと父だろうと。いつものような目で、俺を見ていると。
なんだか少ししんみりしますね。助けてくれと言った義父を助けて、息子は父だと気づいて…。寂しくも温かい描写だ。
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?…!?
流れ変わったな。え。どうなんのこれ。怖い怖い怖い怖い。
やりやがったこいつ!!!!!!!!!
父もびっくりだよ。まさか実の息子に殺されるなんて。しかも食われるなんて。親族殺しに食人ってめちゃめちゃ業が深そう。ていうかうす笑でやるな。怖い。
いやでも少しわかるかもしれん。仮に貧しくて腹も減ってて、そこで親が現れたら、俺たちのためかなって思っちゃうのもそこまでわからなくもない。空腹は何よりもきつい。タンパク質は貴重だし。
ダメだった。理解を得られなかった。そらそうか。泣き叫ばなくてもいいじゃん、だめ?だめか。
BO★RO☆KU★SO☆。ぼろくそじゃん。ひどい言われよう。そらそうか。
女わ…走った…掴まれた袖も…振り切って…役人のところまで言って…全部話した…。
地頭も優しいですね。自分も嘘つかれたのに。なんかちょっとえっちだ。
旦那~~~~!!!!!!!ドンマイ。かわいそう。ちょっとサイコパスなだけなのに。ドンマイ。
BO★RO☆KU★SO☆(2回目)。この辺詳しくないけど、親孝行が美徳なとことか、昔の日本というか、儒教というか。でも小泉八雲って出身外国ならこの辺どういう気持ちで書いてたんでしょうね。
う~~ん!男!!!!追放!!!!戻ってきたら死刑!!!!現代ならここから追放もののストーリーが始まりそう。『~父親の生まれ変わりの雉子を殺しただけで村から追放された件~おれはあの村を許さない』…こいつが悪いなこれ。
男がどうなったかはさておき、女の方には土地と旦那が与えられたそうで。めでたしめでたし?親孝行は神って話ですね。
まとめというか全体感想。
そもそも親父が、実の息子じゃなくて、嫁さんの夢に出てきたところですでに、そんなに息子のことを信頼してなかったのかもしれないですね。父の言う、非常に危険なこと、が果たして地頭とのことだったのか、息子に殺されることだったのか。
ていうか息子も助けてくれって言ってた父殺すなよ。
もしかしたら父も、自分の息子の傍にいたらこのできた嫁は不幸になるって感じて、生まれ変わった体を張って嫁を助けたのかもしれませんね。生前よくしてもらったとか。
まあ親孝行かつ舅と義娘の心温まるストーリーということにしときましょう…。以上、夜半侍士でした。次は何にしようか…案外ここで取り上げるくらいの短さの作品って見つけるの難しいんですよね…。
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