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勉強法決定版‼️〜科学的根拠に基づく最高の勉強法/安川康介

これまで当然だと思っていたことがひっくり返る知見との出会い。
読書の醍醐味の一つかと思います。

今回ご紹介する本も、これまで勉強法についての本を読んだ経験がない、または少ない方にはそんな驚きをもたらす読書体験になること間違いなしです。

自分が好きなブロガー兼作家の牛尾さんもおすすめしていた1冊。
過去に中学生の頃の自分に一冊本をプレゼントするとしたら?と問われたら、他に小説を含めて色々な本がありますが、読後の効率的な生き方につながるという面で本書も候補の1冊になる。

自分にとってはそんなレベルの本です。

以下、備忘録も兼ねてポイントをまとめてみます。
アクティブリコールを取り入れるだけでも従来のラインマーカー引いて、何度も教科書を読んで、という勉強を繰り返してきた人にとっては大幅な効率化が見込めます。


アクティブリコール

・学習内容を能動的に思い出すこと

・著者のおすすめ:白紙勉強法
① 覚えたいことを元の情報を見ないで書き出す
・声に出しながら思い出す→プロダクション効果
・誰かに教えているフリをしてアプトプットする→プロテジェ効果
② 書き出せてない分かってない、忘れていることを教科書を見直して確認する
・即時フィードバック
③ ①と②を繰り返す
・時間をおくと分散効果が出るのでより効果的

分散学習

・学習の際には一気にまとめてやろうとせず、同じ内容を時間をおいて繰り返すほうが学習効果が高い。どれくらいの期間を開ければ良いかは現在のところ明確な根拠はない
・アクティブリコール&分散学習が最強の学習方法
・例 勉強だけでなく読書にも応用可能→まとまった量を読んだら書かれていた内容を思い出すなり紙に書き出すなり(アクティブリコール)するというのを繰り返すと覚えられる。

精緻的質問

・学習内容に対して「WHY?」「HOW?」などと自分自身に質問していく
・日常の些細なことでも「なぜ?」と質問しながら過ごす

自己説明

・学んだことを自分の言葉で説明してみる、知ってることと関連付けるなど

インターリービング

・interleave;交互に重ねる、間に挟むという意
・運動にも効果的。たとえば、テニスで3種類のサーブを練習するとき、1日に1種類のみ(ブロック学習)、ごちゃ混ぜ(ランダム学習)を比較するとごちゃ混ぜのほうが上達が早い。
・模試や過去問を解くこともインターリービングの1種

モチベーション向上策

・自己関連付け効果:学習内容と自分との間にどんな関係があるか、その知識が何に役立つのかを書き出してみると、モチベーションUPに有効

・セルフモニタリング:自分の勉強した内容、時間、ページ数、問題数を記録するとパフォーマンスが上がる。

終わりに

アクティブリコールなど、DaiGoさんの勉強法の本と同一の主張も複数あり。具体的なやり方のサンプルを知りたい、という方はこちらも参照してみると良いかと。


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