認知行動療法は、学んでおいた方が良い

認知行動療法を学んだ方がいいという理由は、”自動思考”をコントロールするためです。発達障害者では、特にASDの方に起こりがちだと聞きます。

自動思考って、何なの?
状況に対応して反射的に、自分の意志とは関係なく自動的に湧き出る思考のことです。また、その思考から生じた行動を自動行動と言います。
例えば、人の何気ない一言から、勝手に頭の中でストーリーを作り、確認したわけでもないのに嫌われている、迷惑がられていると思ってしまう。だんだんその思考が強くなり、人の目が怖くなり引きこもるなど。
ポジティブよりネガティブに物事を捉える傾向にあると体験から感じます。

認知行動療法って、何なの?
自動思考に対処する治療法です。気持ちが大きく動揺したりつらくなったりした時に思い浮かんでいた考えに目を向けて、それがどの程度、現実と食い違っているかを検証し、思考のバランスをとる行動療法です。
参考として、認知行動療法センターに、よりわかりやすく書かれていたのでリンクしておきます。

何から始めれば良い?
まずは、次のキーワードをGoogleなどで検索して調べてください。
・マインドフルネス
・レジリエンス
・アサーション(または、アサーティブ)
・アンガーマネジメント
・ストレスコーピング
知ったやり方を実践してみてください。
”マンガでわかる”とタイトルにある本も多くあるので書店で探してみるもの良いと思います。
自分に合った改善方法をいち早く手にすることが大切だと思います。

対処法を知識として学習したい場合はどうしたら良い?
とりあえずAmazonで認知行動療法を検索し、マンガでわかるシリーズを読んでみることをオススメします。いきなり専門書は、一定の知識がある方を対象とされている場合が多く、挫折してしまうかもしれません。
読んで実践していく中で、興味があれば専門書へと徐々に広げられてはいかがでしょうか?
そして仕事としてやっていきたいという方は、精神科医という道を目指されるのも良いと思います。

意外と精神科医の中で発達障害のある方は多いようです。これまでかかった精神科医3名のうち2名は発達障害を公言されていました。
当事者だから寄り添える、理解できるということもあるのかもしれません。

同じ障害のある方々が、少しでも生きづらさから解放されるきっかけになれば幸いです。

個人的に参考になったおすすめの本
同じテーマでも、支援する側、支援される側、どちらの視点かで書かれ方が異なります。できれば、それぞれの立場から書かれた本を読まれると理解が深まり。応用も効くと思います。
いつも誰かのサポートが得られるわけではありません。多少でも自分で自分をサポート・カウンセリングできるようなっておくと、いざという時の支えになります。


次のは、発達障害というよりHSPですが、参考になることが多かったので載せてます。

マンガではありませんが、読みやすいのは樺沢紫苑さんの本です。
読んだら忘れない読書術、インプット大全、アウトプット大全など、他にも多く出版されているベストセラー作家でもあります。

専門性だけでなくお値段も高いのですが、1冊あると便利なのを載せておきます。

最後に、電子書籍でも良いのですが、よく見直す本は紙で持つことをオススメします。必要な時にパッと開ける。一目で得る情報量が多い。電子書籍に対して目が疲れにくい。書き込んで自分の参考書として作ることもできます。

基本は電子書籍にしていますが、よく使う本・電子書籍がないのは、紙で持つようにしています。

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