うつ休(復職)大家の株主優待 5 東京テアトルおかわり
うつで休職してた大家 5。株主優待で映画「ファースト・カウ」を観た。
東京テアトルの株主優待を使って映画に行ったので記録。今回は渋谷のヒューマントラストシネマに行く。前回は池袋だった。優待の内容とかは前回の記事に。
今回観たのは「ファースト・カウ」。クッキーとルーとミルクとドーナッツと銀貨の話。
結果としては「好きは好き」。ジワジワと良くなっていく感じがあったんだけど、映画の世界に入るまでに時間がかかってしまい、面白さを感じだしたところで終わった感じがする。
これは映画の問題というよりも、時代や地域についての知識や共通認識が足りていない観る側の問題だと思う。スッと入り込む前に頭で理解しようとするから、画面に写っているもの全部の情報を集めようとしてしまう。その情報を整理しようとすることにエネルギーを割かれ、映画を楽しむことに気が向かない。
自分の経験・知識・趣味嗜好・触れてきたものから離れているものほどそういう傾向が強い。
これはどの映画にもあることだと思う。時代や地域についての知識や共通認識だけでなく、その映画における「お約束」みたいなものもある。その他に、役者の顔の見分けとか。
そういった点では、邦画やシリーズもの、好きな監督/役者/脚本家(作家)の作品等は新たに獲得すべき知識などが少ないだけに世界に入りやすく感じる。アニメも、実写に比べて画面上の情報量が少ない(描かれているものが取捨選択されている)ので、入り込むのは比較的容易(物足りないこともあるけど)。
「タッチ」のあだち充さんの作品は、情報量としても少ないし、出てきた瞬間に「この人が主人公」ってわかるので安心してストーリーを追うことができる。そんな感じ。(適切な例かな・・・褒めているつもりなんだけど)。
「ファースト・カウ」については時間はかかったけどちゃんと面白さを感じた。そういった作品の場合、僕の場合は1〜2年くらい期間を空けてから見直すとグッと良くなることが多い。今まで言うと「イル・ポスティーノ」「グッバイ・レーニン」「スモーク」などはそんな作品だった。「サイダーハウス・ルール」もそうだけど悲しい気持ちになる。
こういった鑑賞方法もアリ。
全然株主優待の話じゃないな・・・