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誰かの言葉10

夜を覚えた月は 息をつく暇(いとま)を忘れてしまう

夜が時間を止めてしまえば きっと貴方はずっとここに居られただろう

夜の静寂が風を忘れさせてくれないから 貴方は昨日ここに居たのに


朝が悪い訳ではないのに 月を恨みそうになる

朝が眩しいばかりに 貴方はきっと梯子を外してしまったのだろう

朝が月を連れ去ったように 息をする世界でなくても生きられる知ったのだろう



写真はお借りしたものです。
(いつもの様に写真に載せたかったのですが、今回はその手間を省かせて頂きました)


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