経営者の仕事とブラインドマラソンの伴走者の役割(私が考えるクライアントとコンサルタントの関係)
私が、経営者(主にクリニック・診療所の院長先生)相手にコンサルティングを行う時に配慮していることを書き記します。
○経営者の仕事
経営者の仕事ですが、『経営方針を決める』『資金繰り・資金調達』『人を雇用し育てる』『ビジネスの創造・改良をし続ける』などがあげられますが、最も重要なことが、
『決断すること→その決断に対し、責任を持つこと・方向性を示すこと』かと存じます。
そのため、『経営者は孤独だ。』という言葉を見かけますが、その理由として、決断は孤独で行うものだからです。多数決に委ねることはできません。だから最終的に決断する人は独りぼっちです。
それは大変な仕事であり、仕方のない責務です。しかも量、質ともに多くて重いです。
そのため、私が経営者(主にクリニック・診療所の院長先生)相手にコンサルティングを行う時に意識していることは、『決断の支援を行う』ことです。
具体的なイメージで例えると、『ブラインドマラソンの伴走者』をイメージしております。
○ブラインドマラソンの伴走者の役割
ブラインドマラソンとは、視覚に障がいがある方が走る競技です。
特にブラインドマラソンにあっては、伴走者は障がい者ランナーと一緒に走り、視覚障がい者の目となり方向を伝えたり、障がい物を避けたりする役割があります。
小説・ドラマを通じて競技を知り、テレビにてパラリンピックを観戦していたところ、ブラインドマラソンの伴走者の役割と私が理想としているコンサルティングのイメージが近しいと感じました。
ブラインドマラソンの伴走者の役割とその役割を遂行する能力ですが、
○まとめ
上記を踏まえて、経営者に対するコンサルティングは『意思決定支援業(=相談者のやりたいこと・ありたい姿を見出し、行動の背中を押すことを大切にしていくこと)』であると捉えております。
そのため、意思決定支援業を行うには、ブラインドマラソンの伴走者の役割を遂行するために必要な『相手からの信頼』と『相手への気遣い』がなければ成り立たないので、目の前の経営者を誰よりも理解できる存在である事を軸とし、伴走者として振る舞う事を意識して、仕事に取り組みます。
以上になります。
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