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サッカー監督・槙野智章氏から学ぶ『伝わる技術』
2024年10月26日深夜に放送されていた『FOOT×BRAIN』の内容について、記事にまとめたこと、あわせてそこから感じたことを記事にしました。
○放送内容について
品川CCで監督をしている槙野智章氏に密着し、実戦で行なっている指導を編集者である柿内尚文氏が『伝え方の法則』を軸に分析している内容です。
・監督 槙野智章氏について
Jリーグ・ドイツのブンデスリーガで活躍したサッカー選手
2018年ロシアW杯・日本代表
2022年に現役引退
※私が川崎フロンターレのサポーターなので、個人的には(いい意味で)苦手な選手でした。
2024年、品川CCトップチーム監督就任
・編集者 柿内尚文氏について
編集者
株式会社アスコム常務取締役編集局長
2021年に「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」出版
他、複数の書籍を出版
○『伝える』ではなく、『伝わる』を意識
伝える→自分ベース
伝わる→相手ベース
『伝え方の法則』として、相手ベースで伝わる言葉を選び、相手に伝わるようにする。
○『伝わる技術』の7つの要素
・ゴール設定→何のために
・納得感→相手の納得を得る
・相手ベース→相手の納得を得る
・見える化→相手の頭の中に「見える化」
・聞く力→「お返しの法則」
・親近感→相手に「話を聞いてみよう」と思われる
・信頼感→この人が言うなら信頼できる
○【『伝わる技術』の7つの要素】の視点で見る槙野智章氏の監督としての姿勢
・経歴がサッカー日本代表→信頼感
・日々の練習やミーティング時に選手に対して、気さくに話しかける→親近感
・試合前のミーティングに、相手のチーム状況・特徴を説明し、試合の意味合いを説明する→ゴール設定
・数字を使う(数字の法則;具体的な目標などを数字で示すことで伝わり易くなる。)→納得感、見える化
・ハーフタイム時に、選手に「どう?」と問いかける。→聞く力
※聞く力→お返しの法則については後述します。
・試合ベンチ外メンバーに対し、ミーティング後に一人一人、納得してもらえるように話す。→相手ベース
○マネージメントで要注意の言葉→「だから言っただろう」
槙野監督が試合中に選手がトラップミスをしてしまい、そのことが失点につながってしまった時、槙野監督がベンチ及び出場している選手に向かっての発言です。
ビジネスや日常で言ってしまいがちな言葉で、関係性ができていないとミスした人が焦ったり、萎縮する原因になります。
親近感と信頼感が無いと言葉だけが違う伝わり方になります。
そのため、注意したいことがあれば、場所を考えること、短く伝えることを推奨いたします。
※私もやりがちなので、その点反省しております・・・。
○その他の法則について
・聞く力→お返しの法則
相手が話を聞いてくれたから自分も話を聞こうというスタンスになる。
※具体例
「どう?」と問いかける→相手が頭の中で考える時間が生まれる。→相手が頭の中を整理できる→次に何をするか、明確になる。
・比較の法則
良いことだけ言っても伝わらない
悪いことを言って、良いことを伝える。
良いことを言って、悪いことを伝える
→どこが問題なのか、ポイントが浮き彫りになる。
・鉄は熱いうちに打て!
失敗した経験は熱いうちにその場で解決する。
○まとめ
番組を拝見し、仕事においての自分の振る舞いについて振り返ることができました。
私の場合、調べ物をしてそこから良い手法を見つけると、自分ベースで『伝える』意識に傾いてしまう傾向があります。それでは、自己満足になってしまいます。
そのため、一呼吸おいて、相手の現状を理解した上で、相手にとって良い手法をどうやって提案するのか、面談前に自問自答した上で、相手に『伝わる』面談ができるように工夫しております。
30分と短い時間でしたが、私にとっては非常に役立つ内容でした。
以上になります。
仕事や日々の生活に役立てていただければ、幸いです。
※下記のリンクの記事についても、ご一読いただければ、幸いです。