ブルコラージュ15
アイリッシュウヰスキーを飲み、アイルランドが舞台である「ダブリン市民」を読みだした。そんな時に知人からアイルランドのストーンサークルと月の停止の記事が送られてきた。1月14日の満月は18.6年ぶりに最北の白道を進むとのこと。このシンクロの意味はわからないが、先ずは「ダブリンの市民」を読み進もう。
普段はほとんど外食はしないが、時々知らない街に行った際に、その街の商店街や市場をぶらぶら歩くのは好きだ。ソウルやホーチミンやルアンパバーンの市場の雑多な雰囲気がたまらない。竹の籠や布ショール、ご飯を入れる小さな籠など手細工の工芸品を観るのも飽きない。
美味しそうな匂いに足と止め、バナナの皮やビニール袋に包んでもらう。
何かを探すのでもなく、その場で出会ったことを大切にする旅のスタイルが好きだ。
シェア本棚を借りてから、何だか過去の写真の中から5枚ほどポストカードを作ってみた。私のカメラは一眼レフではない10年以上前のコンパクトデジタルカメラ。背景をぼかしたり、遠くのものを望遠で撮影したりすることはできない。反面、1cmまでのマクロ撮影ができたり、右手の親指だけで、モードの切り替えがすぐにできてスナップ撮影には適している。
俳句と同様に適度な制限がある中で表現していくというのが私には向いているかもしれない。
時雨傘皇帝ダリア囲みけり
小寒の空の蒼さを胸深く
優しさが仇になるかも冬青空