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色鳥の森


凡そ2か月ぶりの吟行地は、慣れ親しんだ大山崎の山荘美術館庭園。
当日は10月にもかかわらず気温は30度近くになった。
山荘美術館は、天王山中腹にあり、大山崎からシャトルバスが1時間に3本程度出ているので高齢の方や足が悪い方にとっては助かる。

今回は、山荘美術館庭園に集合とし、大山崎駅から庭園美術館までは私ひとりで歩いていった。

季節の庭園|美術館について|アサヒグループ大山崎山荘美術館 (asahigroup-oyamazaki.com)




つゆ草や煙草の匂ひ残る路地

開館は午前十時よ蔦紅葉

紅葉且つ散る足音に振り返る


色鳥の森よりふたり現はるる


バスを待つ沈黙の列葛の花




私は元来、器用でないので写真と俳句をうまく切り替えていくことができない。
写真に意識を向ければ写真に集中し、俳句に意識向ければ俳句に集中する。
自分はそれはそれで良いと受け止めているが、カメラを肩からぶら下げ、俳句手帳とペンを片手にし、さらに高齢のメンバーの状態を見ながら誘導することも必要であり、吟行の日はなかなか忙しい。


2時間ばかり散策した後は大山崎前の中華料理で昼食をとり、ミニ句会。
当日の夜に10句の締めきる前に他者に披露するミニ句会。
ミニ句会の結果をふまえて各自推敲して、夜に10句を投句してもらい、私が清記して結社の代表に送るという形で私が幹事で毎月続けてきている。

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