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花盛り
引越の日もだんだんと迫る休日。
午前中は引越の準備をして、午後からはカメラを持参してひとり吟行。
本来ならば結社の定期的な吟行の日であったが、期初ということもあり参加者が少なくメール句会に変更した。
他者が存在する吟行においては、知らない草花の名を教えてもらったり、想定もしなかった出来事等が俳句の題材になったりもする。
そういう意味ではひとり吟行は、どうしても自分の枠の中での行動パターンになりがちである。
10年以上も住み慣れた街から今月離れていくため、毎週のように足を運んだ図書館に行くこともなくなるだろうと思いながらいつものルートを歩いた。
天気も良く、まさに花盛りという午後で、いつもなら人影のない場所に、人影が沢山あるという光景は新鮮なものを感じた。
来年は、この街のこの櫻は見ることはないという思いに包まれながら足を進めた。
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花冷えや差出人の名はなくて
花冷えや空を指差すブロンズ像
老犬を胸に抱きしめ花の雨
花咲くや酒屋の奥に椅子置かれ
オムレツの激しく崩れ八重櫻