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恋人にセレナーデを歌うスペイン人

牡牛座の季節に入った。私のネイタル太陽は牡牛座。
昨年から参加しているオンラインでの12星座のお話会(牡牛座)の司会を行うことになった。
お話会はその時々の参加者からの話の流れに委ねていくことが多いが大枠の話の切り口や構成イメージは準備しておく必要がある。
その牡牛座お話会のシンボルは、以下のような牡牛におんなの子が乗っているデザインにした。

お話会をメンバーに案内する前日に論語學而第一の「朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや~」の一節が浮かんだ。
朋という漢字は、志を同じくする深い繋がりのある仲間。
単純に月が二つ並んでいることからマドモアゼル愛先生の月理論を学ぶ仲間というイメージが浮かび、そのことを案内に添えた。
SNSにより遠方の朋とも学び合える時代であるということに改めて気がつかされた。

牡牛座は、牡牛座の要素、牡牛座の定位置である2ハウス、牡牛座の支配星である金星と3つの要素に影響される。
牡牛座の要素は牡牛座のあるハウスや牡牛座にどの惑星があるのかによって変わる。
牡牛座の定位置である2ハウスにあるサイン、惑星により2ハウスの要素が変わる。
牡牛座の支配星である金星がどのサインにどのハウスにあるかで金星の働き方も変わる。
牡牛座、2ハウス、金星という3つの要素がまるで滲み絵のように折り重なり合って、エネルギーの質感が異なっていくような感じがある。
この状態に惑星同士のアスペクトの影響も含めるとさらに多彩な立体的な状態の違いが浮かび上がってくる。

牡牛座と2ハウスと金星の要素



私のネイタルチャートでは太陽は3ハウス牡牛座26度。
牡牛座26度のサビアンシンボルは「恋人にセレナーデを歌うスペイン人」で、セレナーデを歌うという牡牛座の要素を活用して恋人に双子座の要素で伝えたいという衝動が働く。自身の中の五感で感じることを意識した原初的な衝動が確かなものとして存在している。
反転の9ハウス蠍座26度のサビアンシンボルは、「キャンプをつくっているインディアンたち」。特定な環境に固執せず、暮らしの中での育んできた自然の知恵を大切にしたシンプルな暮らしを追い求めていく。
その背景には次の射手座を意識した自由を求めるものがある。
牡牛座は原初的であるため、あまり対人関係は意識にないが、反転の蠍座においては、家族も含めた地域、社会への意識も生まれる。

ネイタル牡牛座には太陽と水星、蠍座には木星と海王星があり、それぞれ180度のアスペクトを形成している、180度は凶と言われているが私の中では、補完性として関係している感覚が強い。
牡牛座は五感を楽しめるオアシスの豊かさの象徴であるのに対して、蠍座は砂漠の厳しい環境の中、集中して食べ物を探さなければならない。
牡牛座と蠍座の2つの要素は補完し合うことでバランス性が生まれてくる。

五感の中でも、特に私は質感と色にこだわりが生まれてくる。
日常的に肌に直接触れる帽子、食器、ショール、ズボン等はブランド志向ではなく、その質感と色を大切にしている。

ちなみに愛用している3点を私の牡牛座的な要素(質感と色)を象徴していると思うのでご紹介したい。
3点に共通するのは原初的(プリミティブ)な素材感があり、色合いも作り手の温かさが伝わってくる自然の色を活かされたものが多い。

ラオスの手織りで藍と泥での染められたショール
ラオスの竹籠(大きさの異なる5個セット)


釉薬の刷毛塗りが特長的で味わい深い


牡牛座は2区分は女性宮で私は男性宮が1つしかなく、男性性の強い環境よりも女性性の強い環境に安らぎを感じる。
牡牛座は3区分の固定宮。毎朝のあくび体操、ひろのば体操や掃除、お祈りも同じ順番でこなすことで安心感が生まれる。
散歩コースも立ち寄りカフェも同じ店に行く。自分の生活のルーティンに組み込まれれば、それを着実に積み重ねていくことはできる。
牡牛座は4区分の土のエレメントで原初的であるため、自分自身の五感を大切にする、内側の伝えたい衝動を発信する感じが強く、あまり対人関係は関係なく、この点においては自己中心的である。
わかりやすい例を言えば、会食をしながら仕事や何かの打合せをする場合においても打合せよりも食事の味の方に意識は働いてしまう。
もちろん、現実的な場面で打合せをする目的を果たすために土星や乙女座的(ルーラは水星)要素等別の働かしてはいるのだが。

ホロスコープを学ぶにつれて、この牡牛座の太陽意識は自分では自覚ないままに繰り返してきた。自分では当たり前と思っていたことがお話会を通して他の方の感覚は違うということを認識させられた。
そのことにより太陽意識が働いている状態を意識でき、その状態では、月星座の働きがないことにも気がつかされた。

自分においては、9室カルミネート木星が象徴しているとおり、信頼できる朋と意識の変化、生きる知恵を学び合うことが楽しく、そして自分自身を楽にしていく道筋であることは間違いないようだ。


離島より月桃の葉と甘夏と


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