親から受け継いだ嗜好
90歳になる両親の暮らしをみていると、私も両親の嗜好を受け継いでいるなと感じることがある。
父においては、身体のケアに関しては極めて慎重である。
大病を何度も患い、不整脈、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症、白内障、座骨神経痛等多くの持病を抱えながらも、朝はセルフケアの体操をしてゆっくり起き、夜は炭水化物を取らず、お酒も控えめで早く寝る。
医者の言うままにならず、自分の状態を見ながら薬の相性を判断して医者に文句も含めた提案をはっきりと言う。
私も6室という健康、仕事を象徴する部屋に天王星があり、20代に父と同じ甲状腺機能亢進症になり、食事療法で治し、60代過ぎてからの眩暈や耳鳴り、腰痛もセルフケアで安定させてきた。
母はTVでの高校野球と相撲、サスペンス番組が好きだ。
高校野球も相撲も予測できない展開になることが多く、サスペンスを好むというのも私の嗜好と重なる。
私もサスペンス系のドラマや映画、本が好きだ。
予想外な展開に進んでいく緊張感は、私の獅子座天王星を刺激する。
9室蠍座海王星も関与して見始めたらその世界と一体になってしまい時間を忘れてしまう。
そういう意味でも時間制限をするなり、反転する3室牡牛座的な要素とバランスを取らないと危険な夢見気分の世界に入り込んでします。
昼間は仕事でパソコンの画面を見ていることが多いので、夜はできるだけパソコンやスマホの画面は見ないようにしている。TVは見ないので自ずと本を開くようになる。
最近は松本清張のサスペンス小説を読み込んでいる。
最近の小説にはない昭和30年前後の時代背景やさまざまな働く人間の描写が実に細かい。
そして、人間的な情緒や四季の移ろいの描写の中での人間関係の変化、意外な顛末にいつも驚かされる。
父のセルフケア、母のサスペンス、いずれも波乱万丈の天王星的な要素が強いかもしれない。
私のアセンダントは水瓶座であり、その支配星は天王星であるので、何だかうまく収まっているなと思った。
みどりの夜上下二巻のサスペンス