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季節のお便り


鎌倉で働く長女が1月から月2回定期的に予約制の「季節のお便り」というお弁当を陶器のお店の店番をしつつ販売することになった。

太陽天秤座で人間関係を築き育むのが得意で、その人脈でこういう形式での展開ができたようにと思う。
アセンダント牡牛座であり、その五感を大切にする要素を含んだお弁当。

長女とは離れて暮らしているので、この季節のお便りはすぐに食べることはできないが、4年前に出会った薬膳の先生から学んだこと、そしてレシピのない少量多品種の創作弁当、惣菜を創り続けるもう一人の職人肌の師から
学んだことがうまく調和されたお弁当であるように感じた。

お品書きも手書きで手づくり感満載である。



長女の季節の便りには、敢えて食材が無農薬であるとか有機農産物であるという特別な食材を用いてという記載はなく、できる限り街の市場や八百屋で購入でき、家の冷蔵庫にある季節の食材を用いるというブリコラージュ的な
要素が伺える。


長女は3歳までは、かなり厳格に私も家内も玄米菜食をしていた時期で、動物性、卵、砂糖なしという食事だったと思う。今から思うと反省点が多い。
私自身、20代は頭でっかちの玄米菜食で、心を狭くし、人間関係を狭くしてしまった。反面、玄米菜食により持病が完治出来たという大きな恩恵も受けているが。

食事の大切さは言うまでもないが、その食材やスタイルを特別なものとしてそれ以外のものを否定してしまうとまた別の問題を含んでしまいがち。そういう意味でも、季節のお便りは手間はかけているが、特別感をあまり感じさせない内容で親バカなのかもしれないがよかったなと受け止めている。

長女は9室に海王星と天王星がタイトに合であり、伝統的なものをベースに新しいエッセンスを加えたものを直観的に即興的に作り出す要素があるので、まさに二人の師から学んだものをベースに新しい展開を生んでいって欲しいと思う。

長女のベースにあるのは料理の技を学ぶというよりも、料理を切り口として人と関わり合う、学び合うという機会を生み出したいという願いがある。
今後も風のエレメントを生かした試行錯誤はあるだろうが、この新しい試みがその願いに向けての大きな布石になったのではないかと思う。

奇しくも長女がはじめてお店で予約販売した日に私は明石のシェア本棚にはじめて古本やフォトブックを置き始めた。




眉剃ったことを叱られ春隣


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