神迎へ
私は山陰の松江で生まれたが、出雲の神迎へ、神在祭には行ったことがなかった。
今春の母の突然の怪我と手術、そして八月の次男の精神的な疾患と想定外の変化が身の回りに起こったにも関わらず、いずれも奇跡的としか言いようがないような巡りで、快方に向かった。
以前のnoteにも述べさせていただいたが、母の怪我を通して、関係性が悪化していた私の兄弟関係が修復され、また、次男の疾病を通して夫婦、家族の団結心が強まった。
いずれもトランジットで天王星、冥王星の影響が強いタイミングで、二人とも冥王星の関わりが強く、祖先からの導きが強く働いたと受け止めている。
今年の出来事を通して、ますます自分自身をニュートラルにして知識ではなく感覚で取捨選択していくことの大切さを強く感じてきた。
今回の出雲は、神在祭に毎年10回以上、通われている知人からのお誘いがあり、実家に戻ることと合わせて初めて神在祭に行った。
令和4年神在祭 | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
神迎えの夜には、稲佐の浜に出かけたが、ものすごい人の輪で、神迎えの炎が背伸びしてちらちら見えるような感じであった。
稲佐の浜の砂を少し袋に入れて、翌日、大社の素鵞の社で清めの砂と入れ替えて家に持ち帰った。
出雲大社の御砂の場所は素鵞社!清め砂の使い方(撒き方)その効果やご利益とは? | 出雲大社-御朱印 (jinja-tera-gosyuin-meguri.com)
また、翌日は、初めて出雲大社で正式参拝を受け、また神在祭にガイドしてくれた知人の導きで、稲佐の浜で禊をした。
当日は、波が高く、やや危ない状況であったので、テトラポットの周辺で波が比較的低いエリアで水に浸かった。
気温が上がっていたので、抵抗なく11月の海に入れた。
海水のべとべととした感じがなく、禊の後はとても爽やかな感じがした。
私たちが海から出た瞬間に、冬鴎が一斉に空に飛び立ったのがとても象徴的であった。
翌朝は、出雲大社付近に並ぶ社のある小さな神社を訪れた。
当初、出雲井神社には行く予定になかったが、昨夜から合流した方が、
出雲井神社にどうしても行く用事があるということで皆で行くことになった。
数年前に一度、行ったことがある社でこじんまりとして清楚な社で、社の背後に大きな磐座が鎮座していた。
出雲井神社|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】 (izumo-kankou.gr.jp)
出雲を後に実家の松江に戻った。
米寿を迎えた母は、髪の毛もまだ黒々しており、10歳は若く見られる。
最近はあまり観光にも行けていないようであったので、中海に浮かぶ大根島を訪れた。
松江に生まれながら、大根島も米子空港から戻る際に通ったぐらいの記憶しかなく、観光として訪れたのは初めてであった。
由志園は牡丹が有名らしいが、初めて入った。
池には宝塚市西谷のダリア園からのダリアが浮かべてあり、ダリア園には知人がいたので不思議な感じがした。
由志園の庭園|日本庭園【 由志園 】公式サイト (yuushien.com)
冬紅葉米寿の母の髪黒し
※俳句と写真日記を毎日更新中
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