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“先読み"は諸刃の剣 先を読み続けた私の末路


昨年は自律神経失調症になり、
今年は不眠症になっております。

まず、結論から。
今の私の状態からサマると、、、

①やりたいことが定まらない、見つからない

②足が動かない、億劫なことが増える

③停滞の日々に焦り、頭が考え事でいっぱいに

④対人関係も複数の将来パターンで予測する

⑤先読みと相反すると想像以上に堪える

とまあ、要するに
"足止めて、頭抱えて悩ませてる奴"です。


1.なぜ"先読み"するようになった?

きっかけはいくつかある。

①「人の気持ちを考えなさい」
幼少期から誰もが一度は言われるであろう、
他人の立場になって気持ちを考えなさい。

受験生になっても国語の偏差値が32の私は、
他人の気持ちに鈍感で比較的攻撃的な性格。

他人の気持ちが分かるようになるにはと悩み、
結果たくさん話して話して、
人の思考や行動を予測しながら関わるようになり
国語の偏差値は62になった。笑


②「考えれば分かることだろ」
勤労学生としてアルバイト複数やっていた時、
中でも1番キツかったTV局のアルバイトでは、
一つのミスが大きな事故を生むものだった。

決して教育体制が万全ではない。
学生が学生に教えているので、不完全。
末端中の末端の仕事なので意味も分からない。

そんな時、考えれば分かると怒られ続け、
一つ一つの意味を考えるようになり、
意味のあるなしを考える癖がついた。


③「先が見えれば、営業なんて楽」
新卒で営業になった時、
私は1日荷電をたくさんしている人を見て、
純粋に嫌悪感を持っていた。
がむしゃらに電話された人嫌だろうなと。笑

いつどんなニーズがあるのか
顔も分からない企業担当の心理を考えた。
1日数件の荷電で目標達成することを美学に、
徹底的に計画的かつ効率的な営業を目指した。

やってみると半期で年間目標達成。
これを機に営業は先読みすれば楽だと確信。


④「この人、こうなりそうだな」
何の縁なのか昔から人から相談を受けやすかった。
元からのお節介な性格もあり、
相談から結果どうなるかまで伴走し続けた。

会社内でも多く、いつからかある程度の想像で、
結果と大きく逸れなくなってきた。
そこまで読めてくると、聞くだけではなく、
どう働きかけたら解決するのかまで見えてくる。

逆に難易度が上がってくると、
複数の解決パターンを想像して最善を選ぶように
頭の中でシミュレーションが止まらなくなる。


こんなきっかけで、いつしか私は
"頭でっかち"になっていったのだと思う。


2.これがなぜ諸刃の剣に

自分で言うのも気色悪い話だが、
私は割と相談相手としては優良のようだ。

他人の相談に対して、
まずは何に悩んでいるのか言語化を手伝う。
喜怒哀楽のそれぞれのフックを探し、
相談者が何を望んでいるのか可視化する。

その上で、何からするべきなのか
順を追って求めるゴールの道筋を一緒に考える。
私が紹介できる人は紹介し、サポートもする。

とまあ、他人のコトに関しては、
建設的に思考が進んでいくのだ。

しかし、自分には当てはまらない。

自分の本心が分からないため、
言語化できるヒントがほぼ無い。

何より望むゴールがあまりにも不明瞭。
何度道筋を立てても逸れる。

結果、めちゃくちゃ焦燥感にかられる。


仕事・恋愛・家族・対人交流・金銭などなど
全てが最善のパターンがシミュレーションできず、
変化を求めていても足が動かない。

完全な人生遭難である。


3.人生の醍醐味である発見機会を削る

圧倒的に、"つまらない人生"を選択している。

行き当たりばったりの人生は、
危険も伴うが発見は多いし、若いうちは経験。

先読みは人生を効率良く生きようとするスキル。
でも、そもそも人生ってそういうものだっけ?

一度通った道を効率良くしようとするのは道理。
通ったこともない道の先を読むことは、
本当に意味があるのだろうか?

逆に死ぬ未来までの道が全て見えてたら、
今死んでも変わらないのではないか。
想像つく人生なんてつまらない。


今握っているハンドルを大きく切って、
全く見えない暗闇に勇気を持って進んでいく
そんなマインドセットに年内にはしたい。。

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