Steamでのゲーム販売、めっちゃ時間かかるので早めに準備しよ!〜ストアページ作成編〜
こちらはSteamworks(Steamの開発者向けサービス)の手続きを甘く見ていて絶望した人がお送りするnoteとなります。
今回はアカウント登録完了後に作成する、ゲーム情報を記載するストアページに関する備忘録です。
※2024年2月時点の情報です。
アカウント登録編はこちら↓からどうぞ。
Q. ストアページってどのページのこと?
A. Steamで一番見る、ゲームごとの詳細ページです。
ストアページの一例として、私の好きな「Return of the Obra Dinn」を貼っておきます。
消息不明となったオブラディン号に乗っていた船員・乗客60人の身元と死因を特定していく、超やりごたえのある謎解きゲームです。以上オススメ情報でした。
Q. まだゲーム完成してないけどストアページ作ったほうがいいの?
A. 画像素材が完成してるなら作ったほうがいいかも。
アカウント登録編でも書いたとおり、ゲームの販売開始にはストアページの公開から2週間経過している必要があります。
ただ、公開にはスクリーンショットを含む複数の画像を用意し、Steamの審査(2〜3日)に出さなくてはなりません。
審査後、画像もテキストも差し替えできるので仮素材で作ってもいい…
のですが、テキストはともかく画像を審査用に用意するのが手間だと思うので、ロゴ・メインビジュアル・ゲームUIが確定した段階でストアページ作るのがいいんじゃないでしょうか。
画像の用意が苦じゃない方は、早めに作っておいてもいいかもですね。
詳しい作成方法については、例によってindiegamesjapan様↓が丁寧にまとめておられます。感謝。
恒石様、TETRADOTOXIN様の記事↓もあわせて参考にして進めました。実際の入力例を知りたかったのでとても助かりました。
Q. ストアってPCからしか作れないの?
A. PCから作るべきだと思うけどiPadでも作れました。
画像のドラッグ&ドロップが必要だからスマホからは難しそう。
私はストア用画像をiPadで作っていたので、そのままiPadでストア作成作業をしてみたのですが、下記以外は問題なく進行できました。
タグウィザード:タグ表示順入れ替え
ライブラリの配置ツール:ロゴサイズ変更
この機能が制限されるくらいなので、PC使えない状況で急いでるときは、iPadだけでも審査提出までいけます。
まあ非推奨環境だと思うので、こちらはできたよ、というご報告までに。
Q. ストアに必要な画像ってどれくらいあるの?
A. スクリーンショット・ロゴ・アイコンなど最低15点です。
多い〜!!!!
公式ガイドのグラフィックアセット概要↓で「必須」と記載されている項目が、ストアページの審査提出時に求められます。
ストア用画像4点
スクリーンショット5点以上
ライブラリ用画像4点(※)
アイコン2点
まとめると上記の通り。動画はなくて大丈夫です。
数が多くてウエッとなりますが、基本的にはロゴ・メインビジュアルの組み合わせをサイズ違いで作ればOK!
ただし、※をつけたライブラリ用画像4点は要注意。
メインビジュアルのみ&ロゴのみが各1点含まれるため…と、概要ページに載っていない必須画像「ライブラリヘッダー」が1点あるためです。これはストア用画像のヘッダーカプセルと同サイズ(460x215px)です。「設定されていない場合は、ヘッダーカプセルが使用されます」という記載がありますが、設定しないと審査提出できません。概要ページ見ながら画像作ったのに1つ足りないって出る!!?どういうこと!?
と私はめちゃ焦ったので書き残しておきます…。
追記修正:8月に仕様変更が入り、画像サイズが2倍にアップ😇現在は920x430pxです…概要ページにも必須として追加されました!
ストア用のヘッダーカプセルとライブラリヘッダー、同じ画像でいいので設定しましょう。
ちなみにライブラリってどこのことかというと、Steamクライアントでゲームを起動するときのあの画面です。
Q. 他の人と共同でストア編集したいんだけど…
A. Steamworksは編集ユーザーの追加ができます!
複数名でゲーム作ってる場合、画像はBさんに登録してもらったほうが早いのにな…とか、英語の文章はCさんに任せたいな…とかありますよね。
わかります。
そんなときはダッシュボード右下のほうにある
ツールとリンク
▶︎ ユーザーとアクセス権の管理
▶︎ ▶︎ ユーザーの追加/管理 を選択。
ここから「ユーザーを招待」を選ぶとポップアップが開くので、招待メールを送りましょう。
メールアドレスがあればSteamアカウントは不要らしい。
招待メールの送信→招待メールの承諾→承諾メールの承諾、と何回かメールが往復して、招待完了です。
公式ガイドも貼っておきます。
Q. 対応プラットフォーム、記載事項多くない?
A. 最低システム要件のOSバージョンがわかれば大丈夫。
この項目、開発元さんによって情報量バラバラです。
うちは念のためメモリとディスク容量も記入しましたが、たぶんOSだけでいけるんじゃないかな…。
Q. ストアの多言語対応ってどこまでしたほうがいいの?
A. 日本語のみでリリースなら日本語情報のみでOK。
英語を含む多言語対応予定なら、英語情報があれば審査通ります。
英語準拠のSteamですが、ゲームの対応言語が日本語のみの場合は、提出テキストも画像もすべて日本語で大丈夫っぽいです。
気をつけたいのは、対応言語に英語を含む場合。
英語版のテキスト・画像を登録しないと審査が差し戻されることがある…
とのこと。
うちのゲームは日本語・英語対応予定でしたが、登録〆切が迫っている状況。
極力用意するものは減らしたい…差し戻しも避けたい…そんな心境でした。
そこで、テキスト・画像一式を英語で用意。
ゲーム名・説明文のみ日本語で書いて、審査提出しました。
結果、2日後に何事もなく審査通過しました…!!
別言語版の説明文記載は「推奨」扱いで表示されていたので、審査時点では英語情報を揃えておけば問題ないのだと思われます。
審査通過後、ストア公開後もストアページの編集は可能です。
編集したら再審査になったりもしない…
のですが、別言語版のゲーム名は、そもそもこの画面から編集できません!
多言語対応、やっぱりややこしい。詳しくは次の記事↓でお話しします!