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一人前と大人
アマゾンプライムで“ ふしぎの海のナディア ”を全39話中22話まで観た。
観ていて気になる言葉があった。
「自分に何が出来て何が出来ないのか分かりゃあ、もう一人前だな」
サンソンという、ちょいちょい重要な仕事をするキャラが「僕は子供じゃない」と大人に反発した14歳の主人公、ジャンに言った言葉。
この作品は新世紀エヴァンゲリオンの監督の庵野秀明が総監督を務めた作品。
エヴァもそうだったけど、この作品も考えさせられたり、心に残る言葉がいくつもある。
エヴァの中で一番、印象に残った言葉は加地さんがシンジ君に言った
「彼女というのは遥か彼方の女と書く。女性は向こう岸の存在だよ。我々にとってはね。男と女の間には海よりも広くて深い川があるってことさ」
初めて聞いた時は“ そういうもんなんだ ”としか思わなかったけど、大人になって片想いをした時にこの言葉を思い出した。
話を最初に戻して、サンソンの言葉。
「自分に何が出来て何が出来ないのか分かりゃあ、もう一人前だな」
一人前という言葉を大人と同じ意味で考えていたけど、大人になってから、
“ 出来るけど、やっちゃうと後々、面倒なのでやらない ”
“ 出来ないけど、ここで出来ないとは言えない ”
職場での立場や上司の顔色を伺って、出来ることと出来ないことの線引きをあえて有耶無耶にしていることが結構ある。
出来ることと出来ないことの線引きをはっきりさせないことを、
“ 大人は色々あるんだ ”
そう言い訳してる自分は大人だけど、一人前ではないのかなと考えさせられている。
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